専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ドンチッチのプレースタイルは“プリウス”?元スコアラーのアリナスがスロベニアの神童を分析

ダンクシュート編集部

2020.09.16

2年目の今季、平均28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシストと大活躍をみせるドンチッチ。(C)Getty Images

2年目の今季、平均28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシストと大活躍をみせるドンチッチ。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、21歳にしてすでにNBAを代表するスーパースターだ。現役時代に1試合60得点を叩き出すなど、“エージェント・ゼロ”の異名をとったギリバート・アリナスも、その試合を支配する能力に太鼓判を押している。

【PHOTO】レブロン級の逸材!スロベニアが生んだ若き天才、ルカ・ドンチッチの厳選フォト特集!

 2018年のドラフト1巡目3位指名でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーに平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録して新人王に輝いた。迎えた2年目の今季は開幕からトリプルダブルを連発し、平均28.8得点(リーグ6位)、9.4リバウンド、8.8アシスト(同3位)の成績を残してオールスターに初出場。ロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフ1回戦初戦では、ジョージ・マイカン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジュリアス・アービング、ウィルト・チェンバレンら錚々たるレジェンドを上回り、プレーオフデビュー戦で歴代最多となる42得点を叩き出した。
 
 同期のトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)、今季新人王に輝いたジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)やザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)とともに、次世代のNBAを牽引していくと目されるドンチッチ。2005-06シーズンにリーグ4位の平均29.3点をあげるなど、攻撃的ポイントガードとして鳴らしたアリナスは『Fubo Sports』に出演した際、スロベニアの神童が持つ特徴について語っている。

「かつて白人選手は身体能力が高くなかったが、今は白人選手やヨーロッパ出身選手も身体能力が高い。ルカはファンダメンタル(基礎)がしっかりしている選手だ。(高級スポーツカーの)ランボルギーニか(量産ハイブリッドカーの)プリウスか考えた時に、直線ならランボルギーニがプリウスをぶっちぎれるが、渋滞している中ではプリウスにアドバンテージがある。つまり、ルカはマッチアップするどんな相手に対しても優勢だ。対峙する選手たちは運動能力が高すぎる。オープンコートなら彼を捉えられるだろう。でも、規律が求められるハーフコートでは、本当にどうしようもないね」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号