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NBA

対照的な勝ち上がりのレイカーズとナゲッツによるウエスト決勝。ヨキッチは「僕らはハングリー」と意欲を見せる

秋山裕之

2020.09.18

1勝3敗の崖っぷちからの勝ち上がりを見せたナゲッツのヨキッチ(左)は、打倒レイカーズに意欲を見せる。(C)Getty Images

1勝3敗の崖っぷちからの勝ち上がりを見せたナゲッツのヨキッチ(左)は、打倒レイカーズに意欲を見せる。(C)Getty Images

 今年のウエスタン・カンファレンス・ファイナルは、ロサンゼルス・レイカーズ対デンバー・ナゲッツという組み合わせとなった。両チームがNBAファイナル進出をかけて激突するのは2009年以来初となる。

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 ここまでの勝ち上がりは対照的だ。レイカーズはファーストラウンド(対ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ウエスト準決勝(対ヒューストン・ロケッツ)をそれぞれ4勝1敗で突破。いずれも初戦を落としたものの、翌第2戦から見事なアジャストで4連勝を飾った。

 一方のナゲッツはユタ・ジャズとの1回戦、ロサンゼルス・クリッパーズとのセカンドラウンドをそれぞれ1勝3敗からの3連勝で撃破。1シーズンのプレーオフで奇跡の大逆転劇を2度も演じ、新たな歴史を作ってみせた。

 そのため、マイク・マローンHC(ヘッドコーチ)が「そう。我々は1勝3敗からスタートさせることができないかリーグに嘆願したんだ。それでイースタン・カンファレンス(ファイナル)に追いつければと思ってね。もちろん、却下されたがね」とジョークを飛ばすのも頷ける。
 
 9月17日(日本時間18日、日付は以下同)。レイカーズとのシリーズ開幕を翌日に控えたナゲッツは、メディアの取材に応じ、マローンHCと大黒柱の二コラ・ヨキッチが応対。

 レイカーズとナゲッツの今季の戦績はレイカーズの3勝1敗。ナゲッツは3敗のうち2敗は4点差以内の展開に持ち込み、一度は延長の末に敗れている。レイカーズが中5日の休養があったのに対して、ナゲッツは中2日と短いものの、試合勘という面で言えばナゲッツに分があると言っていいだろう。

 マローンHCは2005-06から09-10までの5シーズン、クリーブランド・キャバリアーズでアシスタントコーチを務めており、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)の第一期キャブズ時代を見届けてきた。

「レブロンのことは知ってるよ。(キャブズで)彼の周りにいたからね。明日、相手はコートで我々にメッセージを送ってくるだろう。でもこのチームの選手たちはそれでは満足したりしない。(レイカーズとの対決は)最高のチャレンジになるだろうが、我々も相手のインテンシティ―にマッチできるさ」と自信を覗かせた。
 

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