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NBA

コーバー、レディック、タッカー…。職人&脇役としてNBAを生き抜く“アラフォー”選手たち

ダンクシュート編集部

2020.10.28

シューターのレディック(左下)と守備職人のタッカー(右下)は、30歳を超えても主力として、コーバー(左上)とイグダーラ(右上)はベンチプレーヤーとして活躍を続けている。(C)Getty Images

シューターのレディック(左下)と守備職人のタッカー(右下)は、30歳を超えても主力として、コーバー(左上)とイグダーラ(右上)はベンチプレーヤーとして活躍を続けている。(C)Getty Images

 NBAで最後の1970年代生まれ選手だったヴィンス・カーター(1977年生まれ)が昨季限りで引退。さらにドゥエイン・ウェイド(1982年生まれ)やクリス・ボッシュ(1984年生まれ)といったスターも2019年にユニフォームを脱ぎ、1980年代生まれ選手も減少傾向にあるが、職人やロールプレーヤーとして、息の長いキャリアを送っている者もいる。

 ここでは生存競争の厳しいNBAを生き抜く“アラフォープレーヤー”を紹介しよう(※チーム名は略称)。

ジャマール・クロフォード(1980年3月20日生:40歳)
1327試合、平均14.6点、2.2リバウンド、3.4アシスト
 ザイオン・ウィリアムソンやタイラー・ヒロが生まれた2000年のドラフトでNBA入り。卓越したボールハンドリングとスコアリング能力を兼備するコンボガードは、3年目から16年連続で平均2桁得点をマーク。2010、14、16年には最優秀シックスマン賞に輝いた。サンズ在籍時の2019年には39歳にして51得点を奪取。昨季は故障者続出のネッツと契約し、1試合に出場した。

ユドニス・ハズレム(1980年6月7日生:40歳)
858試合、平均7.6点、6.7リバウンド、0.8アシスト
 2003年からヒート一筋でプレーする“Mr. Miami”。ドラフト外入団ながら3年目から先発PFの座を掴み、07年の初優勝に貢献。近年はプレータイムが減少し、今年のファイナルでも出番がなかったが、精神的支柱&若手の見本としてチームを支えている。ウェイドとともにヒートの3度の優勝を経験している唯一の選手だ。
 
カイル・コーバー(1981年3月17日生:39歳)
1232試合、平均9.7点、3.0リバウンド、1.7アシスト
 2003年のドラフト2巡目51位と下位指名も、卓越したシュート力を武器にNBAを生き抜いてきたピュアシューター。17年間のキャリアのうち3ポイント成功率でリーグ1位に輝くこと4回、ジャズ時代の10年にはNBA記録の53.6%を残した。バックスに在籍した昨季も58試合で99本、成功率41.8%と39歳になってもそのシュート力は衰え知らずだ。

タイソン・チャンドラー(1982年10月2日生:38歳)
1160試合、平均8.2点、9.0リバウンド、0.8アシスト
 2001年のドラフト2位でクリッパーズに指名され、当日のトレードでブルズへ。最初の数年間は芽が出なかったが、徐々にリバウンダー&守護神としての才能を開花させ、7年目に平均ダブルダブルを達成。11年にはマブズで優勝を経験した。昨季はロケッツに在籍したものの、自己最低の26試合の出場と、出番に恵まれなかった。
 

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