専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「私はいつも彼を“天才”と呼んでいる」レジェンドPGのトーマスがロンドの殿堂入りに太鼓判!

ダンクシュート編集部

2020.11.02

トーマス(右)のお墨付きをもらったロンド(左)は、はたして殿堂入りを果たすことができるか。(C)Getty Images

トーマス(右)のお墨付きをもらったロンド(左)は、はたして殿堂入りを果たすことができるか。(C)Getty Images

 ラジョン・ロンドは、今季のロサンゼルス・レイカーズが10年ぶり17度目のリーグ制覇を果たす原動力となった選手の1人だ。バックアップPG(ポイントガード)としてチームを支え、プレーオフでは平均8.9点、6.6アシスト、FG(フィールドゴール)成功率45.5%、3ポイント成功率40.0%とレギュラーシーズンを上回る数字を残し、ファイナルでも要所で見事な活躍を披露するなど、大舞台で眩いばかりの輝きを放ってみせた。

 14年のNBAキャリアでアシスト王を獲得すること3回(2012、13、16)、スティール王も1度(2010)、オールスターには4度選出(2010~13)。オールNBAチームに1度(2012/3rd)、オールディフェンシブチームに4度(2010、11/1st、2009、12/2nd)選ばれたほか、キャリア2年目の2008年にはボストン・セルティックスでビッグ3(ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレン)とともに優勝を経験した。

 ただ、色濃いキャリア前半を過ごした一方で、弱点であるアウトサイドシュートに改善が見られないこと、また唯我独尊の性格なども災いし、近年はジャーニーマン化。残してきた実績は十分だが、若手時代に“将来のリーグNo.1PG候補”と目されたほどの活躍はできなかったと言えるだろう。
 
 ここまでのレギュラーシーズン通算成績は、873試合の出場で平均10.2点、4.7リバウンド、8.3アシスト、1.7スティール、FG成功率45.8%、3ポイント成功率31.6%。今季2個目のチャンピオンリングを獲得したが、前述の実績を含めて殿堂入りできるかは微妙なラインだ。

 ただ、アイザイア・トーマスはロンドが殿堂入りすると予想しているという。1989、90年にデトロイト・ピストンズを連覇に導き、自身も殿堂入りを果たしているレジェンドPGは、ロンドについてこう語った。

「ロンドは将来殿堂入りするだろう。なぜなら彼は最も賢い選手の1人であり、そしてチャンピオンだからだ。私はいつも彼を“天才”と呼んでいるんだ」

 偉大なPGの先輩から太鼓判を押されたロンド。はたしてこの先さらに実績を積み上げ、殿堂入りを確実なものとすることができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号