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NBA

エンビードが相棒シモンズとのケミストリー強化に自信「これまでで最も親しい仲にある」

秋山裕之

2020.12.11

今季開幕を前にシクサーズのエンビード(右)は相棒シモンズ(左)との関係を語った。(C)Getty Images

今季開幕を前にシクサーズのエンビード(右)は相棒シモンズ(左)との関係を語った。(C)Getty Images

 ジョエル・エンビード、ベン・シモンズというオールスターデュオを擁するフィラデルフィア・セブンティシクサーズは昨季、イースタン・カンファレンス6位の43勝30敗(勝率58.9%)を記録。しかしプレーオフではシモンズをケガで欠き、1回戦で同3位のボストン・セルティックス(48勝24敗/勝率66.7%)に4連敗を喫して敗れ去った。

 するとシクサーズはブレット・ブラウン前ヘッドコーチ(HC)を解雇。エンビードとシモンズにトレードの噂も浮上していたが、ゼネラル・マネージャーのエルトン・ブランドは「彼らを補完する選手を獲得していく」とその噂を否定していた。

 そしてドック・リバースを新たな指揮官に招聘し、ダリル・モーリーがバスケットボール運営部門代表に就任。オフシーズンには昨季の主力だったアル・ホーフォード(現オクラホマシティ・サンダー)やジョシュ・リチャードソン(現ダラス・マーベリックス)らを放出。その見返りとして2枚看板の周囲にダニー・グリーン、セス・カリーというシューターを獲得し、ベテランビッグマンのドワイト・ハワードとの契約にも成功した。

 心機一転で臨む今季を前に、エンビードは12月4日(日本時間5日、日付は以下同)の会見で「俺たちの関係は最高だと思うね。間違いなくこれまでで最も親しい仲にある」とシモンズとの関係について発言。

 昨季のプレーオフ敗退後にエンビードは「俺たちは今シーズン、一度もリズムに乗ることができなかった。本当にがっかりしている。常にフォーカスしていたようには思えなかったんだ」と明かしていたが、今季はシモンズとのケミストリーを強化し、リバース新HCの下で好スタートを切ったと言えるだろう。
 
 シクサーズは今オフにグリーン、ハワードというキャリア10年以上を誇る2人の優勝経験者をロースターに加えた。エンビードは特に、3度の優勝経験を持つグリーンに期待しているという。

「彼は3度もチャンピオンシップを勝ち取っている。だから彼には数多くの経験が備わっているんだ。NBAファイナルまで勝ち進むための努力、チャンピオンシップを手にするための戦いをしてきたから、俺たちは彼から多くのことを学べるはずだ。それに彼は長年このリーグでプレーしてきたからね」
 

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