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NBA

ハーデンのトレードの噂にチームメイトは静観「個人的なこと」「これはビジネス」

ダンクシュート編集部

2020.12.18

本日のプレシーズンにも出場したハーデンだが、開幕までにトレードが成立してもおかしくない。(C)Getty Images

本日のプレシーズンにも出場したハーデンだが、開幕までにトレードが成立してもおかしくない。(C)Getty Images

 NBAの2020-21シーズンの開幕を控えるなか、最も動向が注目されるのがジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)だろう。トレーニングキャンプが始まるというのにもかかわらず、アトランタやラスベガスに出歩いてヒューストン入りが遅れ、トレードを希望しているとの噂も次々と出てくる。

 このような状況のため、ハーデンにとってプレシーズン初戦となった12月15日のサンアントニオ・スパーズ戦では大きな期待はできなかったにもかかわらず、21分で12得点、3リバウンド、4アシスト、2スティールとオールラウンドに活躍して見せたのだった。

 試合前日になってようやくチーム練習に初参加したばかりだったが、この活躍には本人も満足していたようだ。メディアとのインタビューで「今日の出来には満足している。バブル以降では久々だった昨日の練習も良かった。これまで5対5をする機会はあまりかなったけど、その割にはかなり良い感じだったんじゃないかな」と確かな手応えを感じていた。
 
 なお、ヒューストン入りが遅れた原因については、「ただトレーニングをしていただけ」と語り、開幕に向けてパーソナルトレーナーも同行させて準備していたと説明。さらに、トレードの噂を否定するように、「今はここでプレーすることだけにフォーカスしている。ロッカールームにいるヤツらとコーチングスタッフは、来たるシーズンに備えることに集中している。重要なのはそれだけだ」とも語った。

 無論、だからといってすべてが解決したわけではない。今季からチームの指揮を執るスティーブン・サイラス・ヘッドコーチは「(ハーデンの復帰は)大きな意味がある」と語っているが、新加入のジョン・ウォールは「個人的なことだから自分から彼に直接話を聞くつもりはない」と静観の構えを見せている。同じく新顔のデマーカス・カズンズが「これはビジネス」と言う通り、何があってもおかしくないのがNBAだ。開幕までに、一波乱あっても不思議ではない。

構成●ダンクシュート編集部

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