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NBA

「俺のメンタリティが変わることはない」トレードの噂にも動じないシモンズ。首脳陣も放出を否定

秋山裕之

2020.12.23

ハーデンとのトレードの噂があるシモンズだが、本人は「俺は王座を勝ち取るためにここにいる」とコメント。首脳陣も放出を否定している。(C)Getty Images

ハーデンとのトレードの噂があるシモンズだが、本人は「俺は王座を勝ち取るためにここにいる」とコメント。首脳陣も放出を否定している。(C)Getty Images

 12月22日(日本時間23日、日付は以下同)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのオールスターガード、ベン・シモンズがチーム練習後にインタビューに応じた。

 シクサーズは明日23日にホームのウェルズ・ファーゴ・センターでワシントン・ウィザーズとの開幕戦に挑む。ドック・リバース新ヘッドコーチ(HC)の下、ジョエル・エンビードとシモンズを中心に、トバイアス・ハリスやダニー・グリーン、セス・カリー、ドワイト・ハワードらを擁する彼らは、今季の注目チームに挙げられている。

 もっとも、これはリーグ有数の戦力を有するだけでなく、トレードの噂が絶えないジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)の行き先に挙がっているのも要因のひとつだ。

 先日、ハーデンを獲得すべく、シクサーズは交換要員としてシモンズを提示しているという報道があったが、バスケットボール運営部門代表のダリル・モーリーは今週に入って「我々がベン・シモンズをトレードすることはない。彼はこのチームの未来において重要な一員だ」と噂を真っ向から否定。

 だがモーリーは昨季までロケッツでゼネラルマネージャー(GM)を務めており、シモンズの件で発信した声明文は“絶対ではない”と受け取る人もいるというのが現状だ。
 
 昨年12月、クリス・ポール(現フェニックス・サンズ)は昨夏ヒューストン・ロケッツからオクラホマシティ・サンダーへトレードされた当時について「(トレードは)ショックだった。正直に言ってほしかったんだ。僕はトレードの2、3日前にダリルと話して、彼は『君をトレードするつもりはない』と言っていたんだ。でもトレードは実現してしまったのさ」と『The Undefeated』へ明かしていたこともあり、ハーデン獲得のためにシモンズをトレードする可能性は決してゼロではない。

 では、トレードトークの渦中にいるシモンズ自身は今、どんな心境なのか。24歳の超大型ポイントガード(208㎝・108㎏)はこの噂について気になっているかと聞かれてこう切り返していた。

「いや。俺は毎日ここにきて、練習するべく時間を費やしている。俺はチームメイトたちと一緒にいるんだ。毎日起きてシクサーズのユニフォームを着て、このチームの代表として活動している。俺のメンタリティが変わることはない」

 シモンズは2年連続でオールスターに選ばれているほか、昨季はオールディフェンシブ1stチーム、オールNBA3rdチームに選出され、スティール王にも輝いた。
 

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