専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ご意見番シャックが高額契約のゴベアに強烈な“ジャブ”「NBAで平均11点でも、2億ドルを手にできる」

ダンクシュート編集部

2021.01.07

今季開幕前に大型契約を結んだゴベア(左)に対し、シャック(右)が強烈な“ジャブ”を見舞った(C)Getty Images

今季開幕前に大型契約を結んだゴベア(左)に対し、シャック(右)が強烈な“ジャブ”を見舞った(C)Getty Images

 ユタ・ジャズのルディ・ゴベアは、2020-21シーズン開幕前にNBA史上3番目に高額となる5年総額2億500万ドル(約211億円)での契約延長に合意した。4年連続でオールディフェンシブ1stチーム選出、最優秀守備選手賞にも2度輝いた経験を誇り、リーグ随一の守備型センターとして不動の地位を築いているが、殿堂入り選手で現在は“辛口批評”で人気を博すシャキール・オニールの目には過大評価に映っているようだ。

 フランス出身のゴベアは、2013年のドラフト1巡目27位でデンバー・ナゲッツに指名され、その後トレードでジャズへ移籍した。ルーキーイヤーこそチームの“14番手”と序列は低かったが、2年目の14-15シーズンにローテーション入りすると、翌シーズンからは不動の先発センターにのし上がった。17年にはブロック王(平均2.64本)に輝き、オールNBA2ndチームとオールディフェンシブ1stチーム入りと大きく飛躍。17-18シーズンからはドノバン・ミッチェルとの2枚看板でジャズを力強く支えている。

 28歳と円熟期に入りつつあるビッグマンは、昨年12月にミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(5年総額2億2820万ドル/約234億円)、ワシントン・ウィザーズのラッセル・ウエストブルック(5年総額2億680万ドル/現在のレートで約212億円)に次ぐ史上3番目、センターとしては史上最高額で契約延長に合意。

「ジャズが俺を信じてくれて感謝している。俺のゴールはいつだってチャンピオンシップを獲得すること。この交渉が始まる前に、スーパーMAX契約は求めないと決めたんだ。俺たちはスーパーMAX契約について聞くこともなかった」とゴベアはジャズへの忠誠心を誓っていた。
 
 しかし、優勝4回を誇り、通算2万8596得点、1万3099リバウンド、2732ブロックを記録するなど“怪物センター”の名をほしいままにしたシャキール・オニール(シャック)は、ポッドキャスト『All Things Covered』でゴベアに対して強烈な“ジャブ”を入れた。

「彼(ゴベア)を嫌うつもりはないが、すべての小さな子どもたちにインスピレーションを与えるはずだ。NBAで平均11点でも、2億ドル(約206億円)を手にできるとね」

 その後、シャックは自身のインスタグラムにゴベアの上から豪快なワンハンドダンクを叩き込むコラージュを投稿。シャックは11年に現役引退、ゴベアは13年にNBA入りのため、直接対決の経験はないが、「俺は第3クォーターまでに、フリースロー10本を外しても、45得点、16リバウンドはあげていただろう。彼は11得点、4リバウンドで第3クォーターにファウルアウトだ」と自分が上だと主張した。

 これを取り上げたメディアに対し、ゴベアは「それは誰にも分らないさ」と泣き笑いの絵文字付きでコメントしていたが、その後、自身のツイッターで意図を補足している。

「俺たちの間に争いはない。人々が俺を否定し続けるのなら、できることをすべてやるだけだ。形成を逆転させるのが好きなんだ。この逆境に打ち勝ち続けてみせる」

 今季は6試合を消化して平均14.5点、13.7リバウンド、2.17ブロック、フィールドゴール成功率64.8%を記録しているゴベア。今後、超高額契約、そしてシャックを黙らせられるだけの活躍を見せられるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】シンプルなデザインからキャラクターモデルまで!お洒落なNBAプレーヤーたちのシューズ特集!
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号