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NBA

ウィザーズがリーグ首位シクサーズに惜敗…最大21点差逆転、ビールが球団記録の60得点も実らず

秋山裕之

2021.01.07

エースのビールを中心にリーグ首位のシクサーズを苦しめたウィザーズだったが、終盤に競り負けた。(C)Getty Images

エースのビールを中心にリーグ首位のシクサーズを苦しめたウィザーズだったが、終盤に競り負けた。(C)Getty Images

 1月6日(日本時間7日、日付は以下同)、ワシントン・ウィザーズは敵地ウェルズ・ファーゴ・センターに乗り込み、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの一戦に臨んだ。

 開幕5連敗から2連勝と上り調子のウィザーズに対し、シクサーズはここまでリーグベストの6勝1敗(勝率85.7%)と絶好調。ジョエル・エンビードとベン・シモンズのオールスターデュオを中心に、意気揚々とウィザーズをホームで迎えた。

 試合はセス・カリーが前半に3ポイント100.0%(6/6)を含む20得点、ベンチスタートのシェイク・ミルトンが16得点、エンビードが15得点と続き、シクサーズが82-67と15点差で折り返す。

 後半に入ってもシクサーズは攻撃の手を緩めず、エンビード、ダニー・グリーンによる3連続3ポイントが決まり、第3クォーター残り7分45秒に21点差(98-77)をつける。

 だがウィザーズはラッセル・ウエストブルックのアシストで八村塁が左コーナーから3ポイントを突き刺すと、前半だけで32得点を奪ったブラッドリー・ビールがティップショットにレイアップ、さらには4ポイントプレーなどで反撃し、10点差まで追い上げて最終クォーターへ。
 
 第4クォーターの立ち上がり、ウィザーズはイシュ・スミス、ハウル・ネト、ウエストブルックの3ガードにダービス・ベルターンス、ロビン・ロペスの布陣で反撃を試みる。スミスがシクサーズのディフェンスを切り裂いてプルアップジャンパー、レイアップで加点し、残り9分で同点に追いつくと、8分18秒にはネトのジャンパーでついに逆転に成功する。

 その後もベルターンスの長距離砲で2度逆転に成功したウィザーズだったが、シクサーズも終盤に入ってカリーやエンビード、シモンズら主軸が得点を重ね、最終スコア141-136でハイスコアリングゲームを制した。

 5連勝を飾ったシクサーズは、エンビードが38得点に8リバウンド、5アシスト、3スティール、3ブロックとエースの働き。カリーが今季最多の28得点、トバイアス・ハリスとミルトンがそれぞれ19得点、シモンズが17得点、6リバウンド、12アシスト、グリーンが15得点。チーム全体でフィールドゴール成功率61.7%(50/81)、3ポイント成功率62.1%(18/29)とリーグ首位の実力を見せつけた。
 
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