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NBA

「自分には才能があると知っていた」ラメロ・ボールが史上最年少でトリプルダブルを達成!

秋山裕之

2021.01.11

ボール三兄弟のなかで「最も才能がある」と評されるラメロ。その前評判に違わぬ活躍を見せた。(C)Getty Images

ボール三兄弟のなかで「最も才能がある」と評されるラメロ。その前評判に違わぬ活躍を見せた。(C)Getty Images

 昨季ともにプレーオフを逃しながらも、今季ここまで好調なチーム同士の激突となった1月9日(日本時間10日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ対アトランタ・ホークスによる一戦。結果はホーネッツが113-105で勝利し、3連勝を飾った。

 この日はテリー・ロジアーがゲームハイの23得点、4スティールをマーク。PJ・ワシントンも22得点に加え7リバウンド、6ブロックと躍動したほか、ケイレブ・マーティンが15得点、ゴードン・ヘイワードは13得点、デボンテ・グラハムも9得点、5リバウンド、7アシストを記録し勝利に貢献した。

 そしてこの試合で1番の輝きを放ったのが、ドラ3ルーキーのラメロ・ボールだ。22得点、12リバウンド、11アシストをあげキャリア初のトリプルダブルを達成したのだが、これはマーケル・フルツ(オーランド・マジック)がフィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の2018年4月11日に樹立した記録(19歳317日)を上回る、NBA史上最年少記録(19歳140日)となった。

 203cmのサイズを誇る大型ポイントガードは、ベンチスタートから矢のような鋭いパスでチームメイトたちの得点機会を演出。さらに自らもターンアラウンドのフェイダウェイジャンパーやステップバックの3ポイントなど、軽快な動きから大量得点を奪ってみせた。
 
 昨年12月23日の開幕戦では、フィールドゴール0/5の無得点とほろ苦いデビューとなったものの、その後は徐々に調子を上げ、今回のNBA新記録樹立と相成った。ここまでの活躍を見れば、今季の新人王争いの有力候補と言っていいだろう。

 ホークスが誇るオールスターガードのトレイ・ヤングは「彼はパスができ、リバウンドも奪える長身ポイントガードで、スマートな選手でもある。今後も試合を重ねていくことで、もっとプレーするのが楽になるだろうね」とボールを称賛した。

 ちなみにボールは、これでふたつのリーグでトリプルダブルの史上最年少記録を樹立したことになる。オーストラリアリーグのイラワラ・ホークスに所属していた2019年11月25日、ケアンズ・タイパンズ戦でいずれもゲームハイとなる32得点、11リバウンド、13アシストをマーク。18歳でトリプルダブルを達成してみせた。
 
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