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NBA

「3&D」として存在感を増す渡邊雄太。リーダーのラウリーも「エナジーを供給する存在」と称賛

ダンクシュート編集部

2021.01.15

得意の守備で存在感を高めている渡邊。ここまで平均2.3点、1.0ブロックを記録している。(C)Getty Images

得意の守備で存在感を高めている渡邊。ここまで平均2.3点、1.0ブロックを記録している。(C)Getty Images

 トロント・ラプターズの渡邊雄太が、日に日にチーム内での存在感を増している。

 1月14日(日本時間15日、日付は以下同)のシャーロット・ホーネッツ戦で2試合ぶりにコートに立った渡邊は、今季4本目となる3ポイントを決めるなど3得点、4リバウンド、1スティール、1ブロックを記録。111-108での勝利に貢献した。

 6日のフェニックス・サンズ戦、8日のサクラメント・キングス戦に次ぐ約15分間のプレータイムを得た渡邊は、この日も第1クォーターから出場。ルーズボールに身体を投げ出して味方につなげるなど、献身的なプレーでセカンドユニットの役目を全うした。

 ここまで6試合で平均出場時間は自己最高の12.2分。得点(2.3点)、フィールドゴール成功率(29.4%)は低調だが、3ポイントは44.4%(4/9)と高確率で沈めている。さらに今季の渡邊のプレーの中で特に光っているのが、ブロックショットだ。
 
 ホーネッツ戦でも第2クォーターに素早いローテーションから相手のアリウープを阻止したように、今季は毎試合のようにブロックを記録。10分前後の出場ながら平均1本という立派な数字を残し、守備で確実に貢献していることがプレータイムの増加にもつながっている。その働きは数字にも表われ、出場時間帯の得失点差は8日のキングス戦でチーム3位の+16、ホーネッツ戦では2位の+8を記録した。

 新たに加わった日本人フォワードの活躍に、チームリーダーも高評価を与えている。

 在籍9年目を迎えた34歳のベテラン、カイル・ラウリーは14日の試合後に渡邊について聞かれると、「彼はとてもハードにプレーする。コートに立っている間、常に持てるエナジーをチームに供給するんだ」とその献身性を称えた。

 2WAY契約という立場でありながら、一昨季のチャンピオンチームで着実に信頼を獲得している渡邊雄太。「3&D」(3ポイントと守備のスペシャリスト)としての仕事を全うし続けた先に、多くのファンが待ち望む本契約獲得が見えてくるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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