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NBA

八村は欠場するも、約2週間ぶりの試合に臨んだウィザーズ。しかしスパーズの前に20点差で敗戦

秋山裕之

2021.01.25

約2週間ぶりの試合となったウィザーズだが、スパーズの前に敗戦。ウエストブルックも不発に終わった。(C)Getty Images

約2週間ぶりの試合となったウィザーズだが、スパーズの前に敗戦。ウエストブルックも不発に終わった。(C)Getty Images

 1月24日(日本時間25日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズはサンアントニオ・スパーズのホーム、AT&Tセンターに乗り込み、実に13日ぶりの試合に臨んだ。

 ウィザーズは左大腿四頭筋を痛めて欠場していたラッセル・ウエストブルックが戦列に復帰したものの、八村塁やダービス・ベルターンス、イシュ・スミス、デニ・アブディヤ、モリッツ・ヴァグナー、トロイ・ブラウンJr.は新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルによって欠場。さらにはハウル・ネトもケガのためプレーできず、依然として苦しいロースター事情を強いられた。

「間違いなく難しい状況ではあるが、ようやく試合ができる。それが一番大きい。中断期間は長かった。試合ができずに辛かったから、今日、どんなプレーができるかわくわくしている。チームのリーダーが周りの選手たちを引っ張っていくのを見るのが楽しみだ。苦しい時にこそ、本質が現われる。辛い思いをしたからこそ、強くなれるんだ。ここ3、4週間というもの、苦しい思いをしてきた。この逆境を乗り越えられれば、シーズン後半に役立つと思う」

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は試合前にそう語り、ブラッドリー・ビールとウエストブルックに期待を寄せた。
 
 ウィザーズはこの自慢のガードデュオとともに、ジェローム・ロビンソン、アイザック・ボンガ、ロビン・ロペスのスターターで出陣。試合序盤からロビンソン、ボンガが右コーナーから3ポイントを放り込んでリズムを掴むと、第1クォーター残り4分2秒にはキャシアス・ウィンストンがプルアップジャンパーでNBAキャリア初得点をマークし、21-11と10点のリードを奪う。

 だがスパーズが徐々に点差を詰めていき、第2クォーター序盤に逆転に成功。前半こそ両チームが僅差の攻防を展開したものの、後半はスパーズがリードを拡大し、最終スコア121-101で快勝を収めた。

 ファーストブレイクからの得点で20-3とウィザーズを圧倒したスパーズは、パティ・ミルズがチーム最多の21得点をあげたほか、ロニー・ウォーカー四世が16得点、ラマーカス・オルドリッジは15得点、デビン・ヴァッセルが14得点、ルディ・ゲイは13得点に6リバウンド、デマー・デローザンも9得点、8アシストをマーク。さらにデジャンテ・マレーがトリプルダブル(11得点、11リバウンド、10アシスト)を記録するなど、バランスの良いオフェンスを展開した。
 
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