ワシントン・ウィザーズは１月26日（日本時間27日、日付は以下同）、敵地でヒューストン・ロケッツと対戦。

　昨年12月にトレードでチームを入れ替わったラッセル・ウエストブルックとジョン・ウォールの初対戦となった試合は、第３クォーターまでは接戦に。しかしウィザーズは、勝負の第４クォーターにフィールドゴール31.6％（６／19）、５ターンオーバーを犯し、ロケッツに18－32と圧倒され、88－107で敗れた。

　注目のウエストブルックは19得点、11リバウンド、７アシスト、ウォールは24得点、５アシストという成績だった。

　現在リーグ得点王のウィザーズのブラッドリー・ビールは、この試合でも33得点。シーズン最初の12試合でいずれも25得点以上をあげ、ウィルト・チェンバレンやマイケル・ジョーダンらに続いて史上６人目の快挙を達成したが、27歳のエースは勝てない状況にショックを隠せないでいた。

　ウィザーズはハウル・ネトこそ復帰したものの、リーグの安全衛生プロトコルに入っている八村塁、ダービス・ベルターンス、イシュ・スミス、デニ・アブディヤ、モリッツ・ヴァグナー、トロイ・ブラウンJr.はこの試合も欠場。
  　連敗で今季成績を３勝10敗としたウィザーズは、翌27日にニューオリンズ・ペリカンズ戦、29日にアトランタ・ホークス戦、31日にブルックリン・ネッツ戦が控えている。

　スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「（リーグの安全衛生プロトコルに入っている）選手たちがいつ戻ってくるかはまだ分からない。もちろんそれは今夜ではないし、明日（ペリカンズ戦）でもない」と口にし、現状についてこう話していた。

「金曜日のホークス戦で２選手が復帰できるかもしれない。でもコンディションはまだまだ。プロトコル入りしなかった選手たちでさえ、コンディションが落ちているからね。だからじっくりとコンディションを整えていくことが大事。（プロトコル入りしている）選手たちのうち４人は、ここまで２、３回練習した。５人目の選手も、確か今日になって練習を再開した」

　明日の対戦相手であるペリカンズにはザイオン・ウィリアムソンやブランドン・イングラムを筆頭に、有望な若手タレントを多数擁するが、ここまで５勝10敗でウエスタン・カンファレンス14位。過去10試合で２勝８敗と波に乗れていないだけに、ウィザーズに十分勝機はある。何とか連敗を止めて、軌道に乗りたいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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