専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「ねじ伏せてみせるよ」ウェイドに“宣戦布告”のバトラーが、有言実行の3試合連続トリプルダブル〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.02.20

ヒートのエースとして奮闘するバトラー。今季序盤戦は苦しんだが、徐々に調子を上げてきた。(C)Getty Images

ヒートのエースとして奮闘するバトラー。今季序盤戦は苦しんだが、徐々に調子を上げてきた。(C)Getty Images

 マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは、在籍2年目にして誰もが認める大黒柱だ。勝負を決める“ゴー・トゥ・ガイ”役を担うゆえに、球団OBで殿堂入りが確実視されるドゥエイン・ウェイドと比較されてきたが、「うんざりしている」と笑顔で“宣戦布告”している。

 2011年のドラフト1巡目30位指名でNBA入りしたバトラーは、これまでシカゴ・ブルズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズを渡り歩き、昨季4チーム間の大型トレードでヒートへ移籍。これまでは熱くストイックな性格からコーチやチームメイトとの衝突が何度も報じられてきたが、ヒートのチーム哲学と自身のスタイルが合致して真のチームリーダーとして開眼。バム・アデバヨやケンドリック・ナン、タイラー・ヒーローといった若手の手本となって、快進撃を牽引した。
 
 ロサンゼルス・レイカーズと対戦した昨季のNBAファイナルでは、第5戦でファイナル史上初となる35得点、10リバウンド、10アシスト、5スティール以上を記録。2015年のレブロン・ジェームズ(当時クリーブランド・キャバリアーズ)以来、シリーズ2度目となる30得点以上でのトリプルダブルを達成するなど、八面六臂の活躍でトッププレーヤーに上り詰めた。

 今季は足首の負傷もあって序盤戦は波に乗り切れず、チームもカンファレンス11位(12勝17敗)とスタートダッシュに失敗してしまった。しかし、バトラーは2月に入ってギアを上げ、2月15日(日本時間16日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で30得点、10リバウンド、10アシスト、続く17日(同18日)のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦では13得点、12リバウンド、11アシストと2試合連続でトリプルダブルをマーク。この時点でウェイドを抜き、ヒートでのトリプルダブル達成数でレブロンに次いで単独2位に浮上した。

 2016-17シーズンには、ブルズでチームメイトだったバトラーとウェイド。『TNT』の番組内で、バトラーはゲスト出演していたウェイドに対して自らの思いを吐き出した。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号