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NBA

エンビードはハーデンより上?球団社長のモーリーがエースを絶賛「最もアンストッパブルな存在」〈DUNKSHOOT〉

秋山裕之

2021.03.09

今季のエンビードは得点とリバウンドでリーグのベスト5に入るなど、シクサーズの大黒柱として申し分ない働きを披露している。(C)Getty Images

今季のエンビードは得点とリバウンドでリーグのベスト5に入るなど、シクサーズの大黒柱として申し分ない働きを披露している。(C)Getty Images

 3月7日(日本時間8日、日付は以下同)に行なわれたNBAオールスターゲーム2021は、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が主将を務めたチーム・レブロンが170-150でケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)がキャプテンのチーム・デュラントを下した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が収束していない中で迎えた今年のオールスターは、試合前にスキルズチャレンジと3ポイントコンテスト、ハーフタイムにスラムダンク・コンテストを行なう、小規模開催となった。

 ただ、新型コロナの濃厚接触の追跡により、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの2枚看板であるジョエル・エンビード(チーム・デュラント)とベン・シモンズ(チーム・レブロン)が欠場したことは残念だった。

 2人が所属するシクサーズは、シーズン前半戦を終えてイースタン・カンファレンス首位の24勝12敗(勝率66.7%)と好調を維持。なかでもエンビードはここまでリーグ2位の平均30.2点、同5位の11.6リバウンドに3.3アシスト、1.2スティール、1.4ブロックをあげ、自己最高のシーズンを送っている。
 
 3月3日に行なわれたユタ・ジャズ戦でも、ルディ・ゴベアを相手にいずれもゲームハイとなる40得点、19リバウンドの大暴れでリーグベストの戦績を残す相手を撃破する立役者となった。

 エンビードは試合後「自分たちが素晴らしいチームだと証明したかった。俺はオフェンス面で支配したくてね。でもメインはディフェンス面だった」と振り語った。

 そんななか、シクサーズのバスケットボール運営部門代表を務めるダリル・モーリーがエンビードを絶賛した。昨季までヒューストン・ロケッツでジェームズ・ハーデン(現ネッツ)を間近で見てきたモーリーは、『Sports Illustrated』へこう話している。

「私がこういうことを言うと、怒られるかもしれないが、彼(エンビード)はこれまで見てきた中で最もアンストッパブルな存在だ。ルディ・ゴベアと対峙した時、彼はダンクを叩き込んだんだ。(ルディは)信じられないディフェンダーなのに、抑えきれなかったからね」

 エンビードは濃厚接触の追跡のためオールスター出場を見送ったことで、後半戦もスタートから数試合を欠場する可能性もある。

 とはいえ、コートに立てば、絶好調のエンビードを止めるのは困難だろう。今後も多くのチームが攻守兼備のビッグマンに頭を悩ますことになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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