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NBA

「アービングがアイバーソン以上に信頼できるか?」名物コメンテーターが“問題児”と“レジェンド”の比較論をバッサリ!〈DUNKSHOOT〉

ダンクシュート編集部

2021.03.25

スミス氏はアービング(左)の選手としての能力を評価しつつも、アイバーソン(右)との比較については否定的な意見を述べた。(C)Getty Images

スミス氏はアービング(左)の選手としての能力を評価しつつも、アイバーソン(右)との比較については否定的な意見を述べた。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは今季、電撃加入したジェームズ・ハーデンがゲームメーカーに専念していることで、リーグ8位の平均28.1点とスコアラーとしての力を存分に発揮している。ケビン・デュラントが左ハムストリング負傷で欠場しているなか、チームをイースタン・カンファレンス2位(30勝14敗)に押し上げる原動力になっているのは間違いないが、米有名コメンテーターは“小さな巨人”アレン・アイバーソンとの比較に関して否定的な見解を述べている。

 アービングは2011年のドラフト1巡目1位でクリーブランド・キャバリアーズに加入し、ルーキーイヤーから司令塔兼エースとして君臨。2年目には平均20点を超えで早くもオールスター出場を果たすなど、順調にスターの階段を登ってきた。レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と共闘した2015-16シーズンにはNBAタイトルも獲得している。

 しかし、2枚看板ではなく、より大きな役割を望んだアービングはチームにトレードを要求し、17年8月にボストン・セルティックスへ移籍。リーグ屈指の名門でリーダーの座を任されたが、優勝はおろかファイナルにも導くことができず、昨夏にネッツへ加入した。
 
「これまでプレーしたすべてのチームでは、大事な局面では自分がベストオプションだと考えていた」と傲慢とも取れる発言をしたり、メディア対応を拒否して罰金処分を食らうなど、近年は“問題児”の印象も強まっている。その一方で、今季は平均28.1点に加え、シュート成功率52.0%、3ポイント成功率40.6%とコート上で攻撃を牽引している点も逃せない。

 クロスオーバーを得意とし、同じスコアリングガードであることから、殿堂入り選手であるアレン・アイバーソンと比較されてきたアービング。今季からネッツの指揮を執るスティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチはシーズン途中に「アレン(アイバーソン)は史上最高の選手の1人。ただ、スキルではカイリーのほうが上だと思う。アレンは違った方法で衝撃を与える選手で、クレイジーな競争相手だった。カイリーはスキルレベルと得点方法が歴史的なんだ」と評価していた。また、ネッツで共闘するデュラントもかつて「個人的に、カイリーはAIよりも上手いと思う。スキルを比べると、彼のハンドリングのほうが良い」とコメントしていた。
 
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