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NBA

「彼はザイオンの上位互換だ」急成長を遂げたランドルをニックスのレジェンドOBが絶賛!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.04.30

ニックスOBのオークリー(左)が、現エースのランドルへ称賛の言葉を送った。(C)Getty Images

ニックスOBのオークリー(左)が、現エースのランドルへ称賛の言葉を送った。(C)Getty Images

 今季のNBAは東西両カンファレンスでサプライズチームが誕生している。

 現地時間4月28日(日本時間29日、日付は以下同)にはウエスタン・カンファレンスで2位につけるフェニックス・サンズのプレーオフ進出が決定。ベテランのクリス・ポールを中心に地力をつけたチームは、実に11年ぶりとなるポストシーズンに挑む。

 そしてイースタン・カンファレンスでは、古豪ニューヨ―ク・ニックスが8年ぶりにプレーオフの舞台へ帰ってくることが濃厚だ。

 昨季まで7年連続でプレーオフから遠ざかっていたニックスは、シーズン終了後にトム・シボドーを新ヘッドコーチ(HC)に招聘。ディフェンス指導に定評のある指揮官の下、チームは守備を売りとする戦う集団へと生まれ変わり、29日時点でリーグ4位のディフェンシブ・レーティング(108.0)を誇っている。

 4月9~24日にかけては8年ぶりの9連勝を飾り、現在イースト4位の35勝28敗(勝率55.6%)。ここまで好成績を残すことができているのは、守備力アップに加えて、何といっても主砲ジュリアス・ランドルの成長が大きい。
 
 キャリア7年目を迎えたパワーフォワードは、ここまで62試合に出場し、いずれもチームトップとなる平均37.5分、24.1点、10.4リバウンド、5.9アシストを記録。この4部門における数字はすべてキャリアハイで、平均出場時間はリーグトップという八面六臂の活躍ぶりだ。

 また今季は、「シューターとして向上するために、自分がどれだけハードに練習してきたかを知っている。だから自分はこの結果に驚いていない」と話しているように、3ポイントも飛躍的に向上。試投数(330本/平均5.3本)、成功数(139本/同2.2本)、成功率(42.1%)で自己ベストを更新中だ。

 これにはシボドーHCも「彼はこのチームのエンジンなんだ。彼がこのチームを引っ張ってくれているよ」と、今季オールスターにも初選出された26歳のエースを手放しで称賛している。

 ランドルの働きを絶賛するのは指揮官だけではない。1988~98年にかけてニックスの“用心棒”として活躍したチャールズ・オークリーも、現エースの成長を称える1人。チームが強豪として鳴らした90年代を支えたOBは、26日に『SiriusXM NBA Radio』へ出演した際にこのように語った。
 
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