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NBA

ニックスを名門復活に導いたランドルが今季のMIPに!同賞の受賞はチーム史上初<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.05.26

26歳のランドルはキャリア7年目の今季、得点、リバウンド、アシストのすべてでチームハイの数字を残し、ニックスを8年ぶりのプレーオフ進出に導いた。(C)Getty Images

26歳のランドルはキャリア7年目の今季、得点、リバウンド、アシストのすべてでチームハイの数字を残し、ニックスを8年ぶりのプレーオフ進出に導いた。(C)Getty Images

 現地時間5月25日、NBAは今季のMIP(Most Improved Player/最も成長した選手)にニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルを選出した。

 ケンタッキー大出身のランドルは2014年のドラフト7位でロサンゼルス・レイカーズに入団。機動力とパワー、器用さを兼備したパワーフォワードで、1年目は足のケガで1試合の出場に終わったが、2年目に平均11.3点、10.2リバウンドのダブルダブルを達成。ニューオリンズ・ペリカンズに移籍した2018-19シーズンには大学の先輩であるアンソニー・デイビス(現レイカーズ)とコンビを組み、平均21.4点、8.7リバウンドをあげた。

 19年にFAでニックスと契約して迎えた昨季は64試合に出場し、平均19.5点、9.7リバウンド、3.1アシストをあげたものの、チームはイースタン・カンファレンス12位と下位に沈んだ。

 加入2年目の今季は、71試合の出場で平均24.1点(リーグ19位)、10.2リバウンド(同12位)、6.0アシスト(同20位)をマーク。平均出場時間37.6分はリーグトップでトリプルダブル6回は7位タイ、3ポイントは160本(昨季までの通算成功数は168本)決め、成功率も41.1%と高水準。さらに30得点以上あげた試合でチームは12勝3敗(勝率80.0%)と好成績を残すなどエースとして見事なパフォーマンスを披露し、ニックスを13年以来8年ぶりのプレーオフに導く原動力となった。
 
 同賞を獲得した選手はニックス史上初、個人賞は13年にJR・スミスがシックスマン賞に輝いて以来の快挙だった。また現時点でオールNBAチームは未発表だが、もしメンバー入りすれば、ニックスの選手としては13年のカーメロ・アンソニー(現ブレイザーズ)以来となる。

 なお、25日にはランドルとレイカーズ時代に共闘したユタ・ジャズのジョーダン・クラークソンがシックスマン賞に選出。ジャズで同賞を受賞した初の選手となっている。

MIPの投票結果は以下の通り。

1:ジュリアス・ランドル(ニックス/PF) 493P
2:ジェレミー・グラント(ピストンズ/SF) 140P
3:マイケル・ポーターJr.(ナゲッツ/PF) 138P
4:クリスチャン・ウッド(ロケッツ/C) 44P
5:ザック・ラビーン(ブルズ/SG) 20P
6:ジェイレン・ブラウン(セルティックス/SG)、クリス・ブーシェ(ラプターズ/C)10P
8:ミカル・ブリッジズ(サンズ/SF)8P
9:ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ/PF)6P
10:ニコラ・ヴュチェビッチ(ブルズ/C)、クリント・カペラ(ホークス/C)、ジョーダン・プール(ウォリアーズ/SG)、ジョーダン・クラークソン(ジャズ/SG)、ルージェンツ・ドート(サンダー/SG)、ダリアス・ガーランド(キャバリアーズ/PG)3P
16:カイル・アンダーソン(グリズリーズ/PF)、RJ・バレット(ニックス/SG)、マイルズ・ブリッジズ(ホーネッツ/SF)2P
19:ロンゾ・ボール(ペリカンズ/PG)、TJ・マッコネル(ペイサーズ/PG)、アンドリュー・ウィギンズ(ウォリアーズ/SG)、リショーン・ホームズ(キングス/C)、ボーヤン・ボグダノビッチ(ジャズ/SF)、テリー・ロジアー(ホーネッツ/PG)、シャイ・ギルジャス・アレキサンダー(サンダー/SG)1P

構成●ダンクシュート編集部

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