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NBA

【NBA】イーストの4強出揃う!シクサーズとホークスがともに完勝で1回戦を突破<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.03

第1シードのシクサーズ(右)と第5シードのホークス(左)が1回戦突破。両チームは次ラウンドで相まみえる。(C)Getty Images

第1シードのシクサーズ(右)と第5シードのホークス(左)が1回戦突破。両チームは次ラウンドで相まみえる。(C)Getty Images

 NBAは現地6月2日(日本時間3日、日付は以下同)、プレーオフ1回戦の4試合が行なわれ、うち3カードでシリーズが決着。イースタン・カンファレンスはセミファイナルに進む4チームが出揃った。

 イースト第1シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、第8シードのワシントン・ウィザーズを4勝1敗で下して2年ぶりの1回戦突破。第4戦で大黒柱のジョエル・エンビードが右ヒザの負傷で離脱するアクシデントに見舞われたが、2日の第5戦ではプレーオフ自己最多の30得点をあげたセス・カリーを筆頭に、6人が2桁得点を奪う全員バスケで勝利を飾った。

 敗れたウィザーズはレギュラーシーズン終盤に調子を上げ、3年ぶりにプレーオフの切符を掴んだものの、トップシードに完成度の違いを見せつけられる格好に。八村塁は初の大舞台で平均14.8点(5試合計74点)、7.2リバウンド(同36本)、フィールドゴール成功率61.7%(29/47)、3ポイント成功率60.0%(9/15)と奮闘したが、1勝をあげるのが精一杯だった。
 
 2日に行なわれたイーストのもう1カード、第4シードのニューヨーク・ニックスvs第5シードのアトランタ・ホークスは、ホークスが4勝1敗で次ラウンドに進出。両者ともレギュラーシーズンで同率(41勝31敗/勝率56.9%)、久々のプレーオフの舞台(ニックスは8年ぶり、ホークスは4年ぶり)とあって長期戦が予想されたが、5試合での決着となった。

 ホークスは第1戦でクラッチショットを沈めたトレイ・ヤングが平均29.2点、9.8アシストと躍動。最終第5戦では36得点、9アシストに加え、試合終盤にとどめの3ポイントを沈めて敵地ニューヨークのファンを黙らせた。

 一方のニックスは第2戦で8年ぶりのプレーオフ勝利をあげたものの、最後の3試合はすべて2桁点差で完敗。ベテランのデリック・ローズは平均19.4点と気を吐いたが、チームのエースで今季のリーグMIPに輝いたジュリアス・ランドルはレギュラーシーズンから6点以上も下回る平均18.0点とブレーキに。特にフィールドゴール成功率は29.8%(28/94)という大不振で、初のプレーオフは苦い経験となった。

 5日から始まるカンファレンス準決勝では、シクサーズとホークス、そしてボストン・セルティックスを4勝1敗で下した第2シードのブルックリン・ネッツとマイアミ・ヒートをスウィープした第3シードのミルウォーキー・バックスが激突する。セカンドラウンドを勝ち上がり、カンファレンスの頂上決戦に駒を進めるのはどのチームか。引き続き注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
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