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NBA

「彼は今でも世界最高の選手」アデトクンボがデュラントを称賛!名物ジャーナリストは「NYで最も偉大」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.21

チームは惜敗したものの、デュラントはバックスとのシリーズで平均35.4点、10.6リバウンド、5.4アシストと超人的なパフォーマンスを見せた。(C)Getty Images

チームは惜敗したものの、デュラントはバックスとのシリーズで平均35.4点、10.6リバウンド、5.4アシストと超人的なパフォーマンスを見せた。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツは、6月19日(日本時間20日)に行なわれたミルウォーキー・バックスとのカンファレンス準決勝第7戦でオーバータイムの末に111-115で敗れ、今シーズンの戦いを終了した。

 右足首負傷のカイリー・アービングを欠くなか、ケビン・デュラントは53分間フル出場し、プレーオフ第7戦の記録としては史上最多となる48得点をマーク。改めて、歴代トップクラスの選手だと称賛が寄せられている。

 2007年のドラフト1巡目2位指名でNBA入りしたデュラントは、ルーキーイヤーからシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)の中心選手として活躍。09-10シーズンに史上最年少で得点王(平均30.1点)に輝くと、史上7人目となる3年連続得点王の快挙も成し遂げた。

 16年に移籍したゴールデンステイト・ウォリアーズではステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンとともに強力カルテットを形成し、2連覇&2年連続ファイナルMVP受賞と、自身に唯一欠けていたリーグタイトルを手にした。

 押しも押されもせぬスーパースターを悲劇が襲ったのは、19年のNBAファイナル第5戦。右足アキレス腱断裂の重傷を負い、全盛期に1年以上も実戦から離れることを余儀なくされてしまう。そのなかで、ネッツ移籍2年目の今季は「デュラントここにあり」を再び示したシーズンだった。
 
 左ハムストリングを痛めてオールスター前後に約2か月戦列を離れたが、35試合に出場して平均26.9点、7.1リバウンド、5.6アシスト、フィールドゴール成功率53.7%、3ポイント成功率45.0%を記録。フィラデルフィア・セブンティシクサーズに続く、イースタン・カンファレンス第2シード獲得の原動力となった。

 そして、プレーオフ1回戦でボストン・セルティックスを破り、強豪バックスと激突したカンファレンス準決勝は圧巻だった。2勝2敗で迎えた第5戦で49得点、17リバウンド、10アシストと、NBAのポストシーズン史上初めて45得点、15リバウンド、10アシスト以上を奪取。

 さらに、運命の第7戦ではジェームズ・ハーデンとともにオーバータイムも含めて1分も休むことなくコートに立ち続け、プレーオフ第7戦で史上最多となる48得点(1963年のサム・ジョーンズ、1988年のドミニク・ウィルキンスが記録した47得点を更新)を叩き出した。最終的に敗退を喫したとはいえ、第4クォーター残り1.6秒で決めた同点ショットが、ラインを踏まずに3ポイントになっていれば、激闘を制するヒーローとなっていた。
 
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