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東京五輪

「彼らはビッグゲームで勝つ術を知っている」デュラントがファイナル出場の3選手の加入を歓迎!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.24

バスケ大国アメリカはエースのデュラントを中心に、五輪4連覇に挑む。(C)Getty Images

バスケ大国アメリカはエースのデュラントを中心に、五輪4連覇に挑む。(C)Getty Images

 東京オリンピックの5人制バスケットボール開幕を2日後に控えた7月23日、FIBAが今大会に出場する12か国のパワーランキング第2弾を発表。1位のオーストラリア代表は不動も、アメリカ代表は前回(17日)の3位から2位へとランクアップし、逆にスペイン代表が2位から3位へダウンした。

 アメリカはエキシビジョンゲーム最終戦でスペインに勝利(○83-76)したことが大きな要因になった。なお、アメリカは新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りしていたザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)も無事に合流。

 現地22日に優勝パレードへ参加したクリス・ミドルトンとドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)は、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)とシアトルで合流し、プライベートジェットで東京へ向かった。

 アメリカ代表に加わる3選手はNBAファイナルを終えたばかりだが、五輪出場を心待ちにしている。ミドルトンはファイナルで平均24.0点、6.3リバウンド。5.3アシスト、1.5スティールをマークし優勝に貢献。磨き上げたスキルとシュート力を駆使して得点を量産するスウィングマンは、驚異のスタミナを誇り、堅実なディフェンスでもチームに貢献するだろう。
 
 ホリデーはシリーズ平均16.7点、6.2リバウンド、9.3アシスト、2.2スティールを記録。フィールドゴール36.1%、3ポイント31.4%とショットの正確性を欠いたが、当たり負けしない強靭な肉体と粘着気質なディフェンスは相手にとって大きな脅威となる。今年のプレーオフでは、出場時間帯における得失点差でリーグベストとなる+159を叩き出しており、持ち前の守備やハッスルプレーでも魅せてくれるに違いない。

 24歳のブッカーは、ファイナルで平均28.2点に3.5リバウンド、4.0アシストを残しており、特にその非凡な得点力は要注目。ファイナルで敗れた相手の主力と、チームメイトとしてオリンピックに出場するものの、第6戦終了後にブッカーはこう話していた。

「俺はただ、いつだって勝利するバスケットボールがしたいだけ。どう思われようが、自分のゲームについてどんなことを言われようが関係ない。俺たちがやろうとしている経験というのは、そういった人たちには決して訪れないことだしね」

 今大会でアメリカ代表のエースを務めるケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は、ファイナルに出場した3選手を温かく迎えることを明言した。
 
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