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東京五輪

驚異的な活躍を見せるドンチッチに止まらぬ称賛!ブラジルのレジェンドは「ルカに私の記録を破って欲しい」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.07.30

ドンチッチは2試合を終えて平均36.5点、9.0リバウンド、6.0アシストと驚異的な数字を残している。(C)Getty Images

ドンチッチは2試合を終えて平均36.5点、9.0リバウンド、6.0アシストと驚異的な数字を残している。(C)Getty Images

 予選2試合を終えて大会トップの平均36.5点、同3位の9.0リバウンド、同8位の6.0アシスト――。オリンピックの舞台で圧倒的な数字を残し、世界中のファンを魅了しているのが、スロベニアの22歳、ルカ・ドンチッチだ。

 スロベニアが誇る大エースはNBAのプレーオフ終了後、ほとんど休暇を取らずに代表チームに合流。7月4日に行なわれた強豪リトアニアとの五輪最終予選決勝では31得点、11リバウンド、13アシストのハイパフォーマンスを見せ、母国を五輪初出場に導いた。

 そして迎えた本戦、アルゼンチンとの初戦で48得点、11リバウンド、5アシストという鮮烈デビューを飾り、118-100という勝利の原動力になると、2戦目の日本戦でも25得点、7リバウンド、7アシストとオールラウンドな活躍で116-81の勝利を演出。チームは予選ラウンド2連勝を飾った。

 華麗なステップバックからの3ポイント、緩急をつけたドライブからのジャンパーやフローター、ポストアップからのショートジャンパー、相手のファウルを誘っての3ポイントプレーなど、多彩な得点パターンを持つドンチッチだが、アシストも平均6本とプレーメーカーとしてチームメイトを上手く生かしている点も評価される。

 スロベニア代表では最年少のドンチッチだが、チームメイトから厚い信頼を得ている。31歳のジャカ・ブラジッチが「僕たちのリーダー」と称せば、チーム最年長(32歳)で、ドンチッチの父サシャとも共闘経験のあるゾラン・ドラギッチも「一緒にプレーできることを嬉しく思う。彼はとても素晴らしい男であり、信じられないほど凄い選手だから、プレーするのはとても簡単さ。彼がスロベニア人であることは僕たちにとって幸せなことだよ」と喜びを語っていた。
 
 一方、日本のフリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC)はドンチッチを「世界で5本の指に入るベストプレーヤーの1人。過去30年間、彼のように1人のプレーヤーが試合を支配するのを私は見たことがない」と脱帽。初戦で対戦したアルゼンチンのセルヒオ・エルナンデスHCは、「彼こそが世界のべストプレーヤー」と絶賛していた。

 五輪での1試合最多得点記録(55)を保持するブラジルのレジェンド、オスカー・シュミットも「私はルカのファンだ。彼のスキルだけでなく、自国のためにプレーしたいという情熱も含めてね。彼には私の得点記録を破って欲しい」とメッセージを送った。

 ファンやチームメイト、さらには相手コーチやレジェンドからも称賛の声が止まらないドンチッチ。今後も若きスーパースターの動向から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部
 

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