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東京五輪

「W杯の時より戦えていた」田中大貴はチームの成長を実感「ここからもう1段上に行かないと」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.08.02

渡邊とともにキャプテンを務めた田中は今大会について「結果が全てですが、前回のW杯の時よりも戦えていた」と振り返った。(C)Getty Images

渡邊とともにキャプテンを務めた田中は今大会について「結果が全てですが、前回のW杯の時よりも戦えていた」と振り返った。(C)Getty Images

 日本男子バスケットボールは1976年以来11大会ぶりのオリンピックに挑んだが、スペイン、スロベニア、アルゼンチンに3連敗を喫して予選ラウンド敗退となった。

 日本が対戦した3か国にはリッキー・ルビオ(スペイン/クリーブランド・キャバリアーズ)、ルカ・ドンチッチ(スロベニア/ダラス・マーベリックス)、ファクンド・カンパッソ(アルゼンチン/デンバー・ナゲッツ)というNBAで活躍するポイントガードがいた。

 同じガードとして大舞台で彼らとマッチアップし、“NBAレベル”を体感した田中大貴は0勝3敗という結果に「勝負事なので勝たないと意味がないと思っています」と肩を落とした。
 
 田中はアルゼンチン戦について「渡邊(雄太)選手を4番(パワーフォワード)にして機動力を生かし、インサイドにスピードのミスマッチでアタックしたりとか、ディフェンスでゾーンを織り交ぜながら自分たちのペースで試合を進めるプランでした。立ち上がりからそれは出せていたと思いますが、相手にリバウンドを取られたり、ピック&ポップから3ポイントを決められた。それも技術の差だと思いますが、その技術が劣っていて簡単に外からシュートを決められていたことで、このような展開になってしまいました」と敗因を述べた。

 それでも29歳のキャプテンは「結果が全てですが、間違いなく前回のワールドカップの時よりも、今回の方が戦えていると思っています」とチームの成長を実感。そして「ここからもう1段上に行かなければ、世界を相手に勝つところまで行かないことも痛感しました。このオリンピックで終わるわけではなく、日本のバスケットがどんどん良くなっていくためにはこういう大会をどんどん経験して、少しずつ積み重ねていくしかないです」と継続の重要性について語った。

構成●ダンクシュート編集部
 

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