専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

シャックとコビーに“確執”はなかった?元同僚ペイトンが回顧「お互いの何かを欲しがる“悪ガキ”のよう」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.08.30

現役時代にコビー(左)&シャック(右)とチームメイトだったペイトンは、2人の間に“確執”とは違うものを感じたという。(C)Getty Images

現役時代にコビー(左)&シャック(右)とチームメイトだったペイトンは、2人の間に“確執”とは違うものを感じたという。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは今夏の大型補強により、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニーといったビッグネームを擁する、強力ラインナップが完成した。ブルックリン・ネッツが誇るケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの“ビッグ3”を含め、近年はスーパーチーム結成が再びブームとなっているが、殿堂入り選手のゲイリー・ペイトンは、自分たちが“最初のスーパーチーム”だったと振り返っている。

 2000~02年にシャキール・オニール&コビー・ブライアントのスーパーデュオで3連覇を果たしたレイカーズは、4連覇を狙った2002-03シーズンはカンファレンス準決勝で敗退。巻き返しを期すため、2003年のオフにはペイトンとカール・マローンの大ベテランがFA(フリーエージェント)で加入。シャック、コビー、ペイトン、マローンの“ビッグ4”で、再びNBAファイナルまで勝ち上がった。

 2008年にリーグ優勝したボストン・セルティックスのケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレン、2010年にマイアミ・ヒートに誕生したレブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュなど、“初代スーパーチーム”には複数の候補があるが、ペイトンは『Sports Illustrated』のインタビューで、2003-04シーズンのレイカーズがパイオニアだと自負を覗かせた。
 
「興味深い年だった。俺とカール(マローン)がレイカーズと契約した時、俺はシャックのために来たし、カールは俺のために来た。おそらく、俺たち4人は最初のスーパーチームだった」

 当時のレイカーズと言えば、シャックとコビーの確執が噂され、のちに両者は別々の道を歩むことになるが、実際にチームのなかに身を置いたペイトンは、現実は少々異なったと振り返っている。

「シャックとコビーの確執について聞いたことがある。ただ、実際にはそうじゃなかった。兄と弟、彼らは競争相手だった。お互いの何かを欲しがる“悪ガキ”のよう。それがすべてさ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号