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NBA

大胆補強の裏で…今夏にレイカーズを去った“元優勝メンバー”2人の絆<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.03

このオフ、ダドリー(左)は引退してマーベリックスのコーチに、クーズマ(右)はウィザーズに移籍した。(C)Getty Images

このオフ、ダドリー(左)は引退してマーベリックスのコーチに、クーズマ(右)はウィザーズに移籍した。(C)Getty Images

 今オフ、ロサンゼルス・レイカーズはラッセル・ウエストブルックやカーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドなど元オールスターを多数加えるなど、2020年以来の優勝に向けて大胆な補強を敢行した。

 その一方で、前回の優勝を知る複数のメンバーがチームを退団。その内の2人がカイル・クーズマとジャレッド・ダドリーだ。生え抜き選手だったクーズマはウエストブルックが絡むトレードでウィザーズへ、ダドリーは現役生活に別れを告げ、マーベリックスでアシスタントコーチとして第二の人生を歩むことになった。

 そんな2人はレイカーズ在籍中に良好な関係を築いていたようだ。これまでダドリーはクーズマについて、「恐るべきポテンシャルを持った選手。このチームのキーマンになれる」、「レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスに次ぐ3番目の男」、「ディフェンスもどんどん良くなっている」と、いつも10歳年下のクーズマを褒め称えていた。
 
 一方のクーズマもダドリーを心底信頼していた。8月上旬にツイッターでファンの「これまでで最高のチームメイトは誰?」という質問に対して、ダドリーの名前を挙げていた。そして8月23日に出演したポッドキャスト番組『Beyond The Press』でも、再びダドリーを称賛する言葉を残している。

「彼はこれまでの人生で最高のチームメイトだ。優勝したチームではほとんどプレーしなかったかもしれないが、非常に大きな役割を果たしたんだ」

 2019年にレイカーズへ加入して以降、ダドリーは2シーズンで計57試合の出場にとどまったが、ロッカールームではリーダーシップを発揮してチームメイトたちを発奮させていた。現役引退とマーベリックスへのコーチ転身を発表した際には、レブロンが「寂しかった」と吐露。実はレイカーズを離れる前に、レブロンとデイビスから引き留めがあったことを後にダドリーが明かしている。

 ダドリーは今後、コーチとして2度目の優勝を目指すことになる。そして常に自分の成長を後押ししてくれたメンターと離れることになったクーズマは、新天地でさらに一皮むけた姿を見せられるか。

構成●ダンクシュート編集部

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