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ポルジンギスが「幼少期のアイドル」カーメロと過ごした日々を回想「クレイジーだった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.09.14

ポルジンギスは幼少期のアイドルだったカーメロとニックスで2年間共闘。当時のことを「クレイジーだった」と振り返った。(C)Getty Images

ポルジンギスは幼少期のアイドルだったカーメロとニックスで2年間共闘。当時のことを「クレイジーだった」と振り返った。(C)Getty Images

 クリスタプス・ポルジンギスは、今季でダラス・マーベリックス在籍4シーズン目を迎える。221㎝・108㎏のビッグマンはここ3シーズン(ケガのため全休した2018-19シーズンは除く)、連続で平均20点以上をマークしている。

 7月15日(日本時間16日、日付は以下同)に行なわれた就任会見で、ジェイソン・キッド新ヘッドコーチは「私は彼(ポルジンギス)がルカ(ドンチッチ)と完璧にフィットすると見ている。彼には豊富なスキルがある。コーチとして、私は彼と取り組んでいけることが非常に嬉しいんだ」と期待を寄せていた。

 ポルジンギスは20歳だった2015年にニューヨーク・ニックスに入団。1年目から平均14.3点、7.3リバウンドの好成績を残したが、彼が幼少期に憧れていた選手は、今夏ロサンゼルス・レイカーズへ移籍したカーメロ・アンソニーだったという。

「子どもの頃、僕はメロのことを観て彼のスタイルを真似ようとしてきた。自分の幼少期のアイドルと一緒にプレーしていたことを考えるとクレイジーだったね。彼と同じチームにいたんだから。感謝しているよ、兄弟」

 12日に自身のインスタグラムへそう綴ったポルジンギス。そこには文章とともに、若手時代のカーメロを彷彿とさせるブレイズ(編み込み)とヘッドバンドを着用した幼少期のポルジンギスの写真が投稿されていた。
 
 ポルジンギスはニックス時代にカーメロと2年間共闘。15年のドラフトでニックスに指名された際には、彼からテキストメッセージをもらったことを『Bleacher Report』へ語っていた。

「僕がドラフトされた後、カーメロが手を差し伸べてくれたんだ。『おめでとう。このチームにようこそ』とね。でも僕は彼の番号を知らなかったから、『どなたですか?』って返信したら数分後に『Me7o』と返ってきたんだ。ニックスのトライアウトに参加した際に彼と何度か話していたけど分からなかったよ」

 今やファンの間ではお馴染みとなったハッシュタグ「#STAYME7O」の原点とも言えるエピソードを明かしたポルジンギス。11年にニックスへ移籍後、カーメロはオクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツでも背番号7を着用していたが、昨季まで2シーズン在籍していたポートランド・トレイルブレイザーズでは00番でプレーしていた。

 だが今季はレイカーズで再び7番を着用することから、カーメロが自信を取り戻したと見ていいだろう。今季の試合ではポルジンギスとカーメロがマッチアップすることも考えられるだけに、元ニックス同士の対戦は注目を集めそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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