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NBA

「すべてが戻ってきている」“復活のハーデン”に導かれネッツが今季初の勝ち越し<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.01

復活への自信を口にしたハーデン。今後のネッツは他球団にとってより危険な存在となりそうだ。(C)Getty Images

復活への自信を口にしたハーデン。今後のネッツは他球団にとってより危険な存在となりそうだ。(C)Getty Images

 ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングの超強力ビッグ3を擁し、今季の優勝候補の筆頭と目されているブルックリン・ネッツ。ただ、アービングが新型コロナウイルスのワクチン未接種問題で無期限離脱、さらにハーデンも昨季終盤に負った故障やルール変更の影響により本調子とは遠く、開幕6試合を終えた時点で3勝3敗と低調な滑り出しとなっている。

 そんななか、今季初の貯金を懸けた現地時間10月31日(日本時間11月1日)のデトロイト・ピストンズ戦では、ハーデンがトリプルダブルをマークする活躍でチームを牽引。第3クォーターにはデュラントがケリー・オリニクを突き飛ばし退場処分を受けるも、最終スコアは117-91、再建真っ只中の相手に大差をつけて順当に勝利を収めた。
 
 前戦までのハーデンは、平均18.7点と直近9シーズンで最も低いアベレージにとどまり、フィールドゴール成功率37.1%と不振に陥っていた。しかしこの試合では19得点、10リバウンド、12アシストに加え、フィールドゴール6/9(成功率66.7%)、3ポイント4/7(成功率57.1%)とショットも好調。大勝したことで第4クォーターは丸々ベンチにいたためスタッツは伸びなかったが、復活の兆しを見せたと言っていいだろう。

 ハーデン自身もそう感じているようで、試合後には“自信”を口にしていた。

「自信もリズムも、すべてが同時に戻ってきているよ。自信が持てるようになった、足取りも軽くなり、より自由になった感じだね。俺の身体は、昔できていたことができるようになってきているんだ」

 ハーデンが本調子となれば、デュラントとの“MVPデュオ”は他球団の脅威となるだろう。現在のネッツは4勝3敗(勝率57.1%)でイースタン・カンファレンス7位タイに位置しているが、ここから一気にトップの座へ駆け上がってくるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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