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NBA

バックスで“3度目の正直”なるか?元オールスターセンターのカズンズが昨季王者と契約へ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.11.29

オールスター出場経験もあるカズンズ。昨季はロケッツとクリッパーズでプレーした。(C)Getty Images

オールスター出場経験もあるカズンズ。昨季はロケッツとクリッパーズでプレーした。(C)Getty Images

 現地時間11月28日(日本時間29日)、連覇を狙う昨季王者のミルウォーキー・バックスが元オールスターセンターのデマーカス・カズンズと契約を結ぶと海外メディアが報じた。

 208センチ・122キロのカズンズは、2010年のドラフトでサクラメント・キングスに1巡目5位指名を受けて入団。1年目からチームの主力として活躍し、4年目には平均20点、10リバウンド以上をあげ、リーグ屈指のセンターとして地位を確立した。

 その後はニューオリンズ・ペリカンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズ(プレーせず)、ヒューストン・ロケッツ、ロサンゼルス・クリッパーズに在籍。NBAでは通算606試合に出場し、平均20.4点、10.5リバウンド、3.1アシスト、1.2ブロック、オールスターには15年から4年連続で選出され、15、16年にはオールNBA2ndチームに選出されている。

 ただ、ペリカンズ時代の18年1月に左足アキレス腱を断裂すると、ウォリアーズ在籍時の19年には左大腿四頭筋を断裂、さらに同年オフには前十字靭帯断裂によりシーズン全休。今季は開幕から無所属の状態が続いていた。
 
 相次ぐケガによってキャリアを狂わされたカズンズ。昨季ロケッツとクリッパーズで残した平均8.9点、6.4リバウンド、1.9アシストというスタッツは全盛期から比べると寂しい数字だが、現在でもポストプレーヤーとしては計算でき、ビッグマンとしては視野も広く、アウトサイドシュートの精度も悪くない。

 昨季クリッパーズで共闘したポール・ジョージはカズンズを「依然として支配的なビッグマン」と評価しており、フェニックス・サンズとのカンファレンス決勝では5戦中3試合で2桁得点と存在感を発揮していた。

 キャリア7チーム目となるバックスは、スターティングセンターのブルック・ロペスが背中のケガでここまで1試合の出場にとどまっており、カズンズにはその穴埋め役が期待される。

 ウォリアーズでプレーしていた19年はファイナルで敗退、同年オフに加入したレイカーズではチームは頂点に立ったものの、自身はケガによりシーズン途中で解雇され、優勝を味わえなかった経験があるため、モチベーションは高いはず。

 これまで栄冠を逃してきた31歳のベテランは、新天地バックスでヤニス・アデトクンボやクリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーらの負担を軽減し、“3度目の正直”なるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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