専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「チームを助けたかった」大逆転勝利を演出したジョージ。復帰を支えた自身のアイドルとは?「俺にはコビーがいる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.31

昨年12月22日以来の復帰を果たしたジョージ。いきなりチーム最多の得点をあげて連敗ストップに貢献した。(C)Getty Images

昨年12月22日以来の復帰を果たしたジョージ。いきなりチーム最多の得点をあげて連敗ストップに貢献した。(C)Getty Images

 現地時間3月29日(日本時間30日)に行なわれたユタ・ジャズとロサンゼルス・クリッパーズによる一戦は、第3クォーター残り8分7秒の時点でジャズが25点をリードしていた。

 だがクリッパーズはこのクォーターだけでポール・ジョージが20得点の爆発を見せて12点差まで縮めると、第4クォーターを39-21で圧倒して最終スコア121-115の鮮やかな逆転勝利を飾った。

 この試合でジョージはゲームハイの34得点に6アシスト、4スティール、レジー・ジャクソンが21得点、5アシスト、ルーク・ケナードが17得点、アイザイア・ハーテンスタインが14得点、7リバウンド、6アシストを記録。

 37勝39敗(勝率48.7%)でウエスタン・カンファレンス8位のクリッパーズは、30日終了時点で7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(43勝34敗/同55.8%)と5.5ゲーム、9位のニューオリンズ・ペリカンズ(33勝43敗/同43.4%)とは4.0ゲーム開いているため、8位でプレーイン・トーナメントへの参戦が濃厚だ。
 
 もっとも、右ヒジの内側側副靭帯損傷によって昨年12月下旬から戦線離脱していたジョージが復帰したことで、クリッパーズは上位シードを脅かすチームへ変貌する可能性を秘めてる。

「いい感じだ。正直な話、俺は今夜のために入念な準備をしてきた。チームのみんなが遠征し、試合をこなしている期間もトレーニングを続けてきたんだ。健康体になっていいシェイプを取り戻すためにね。周りのみんなが俺のことをプッシュしてくれたよ」

 ジョージは復帰までの期間についてそう語ると、手術を受ける前の12月のコンディションについて振り返った。

「12月の俺は、ただ痛いと感じていた。自分に必要とされていることができないと感じていたんだ。シューティングは問題ではなかった。シュートを打つことはできたし、キャッチ&シュートで貢献することはできた。でもプレーメーカー、ボールハンドラーを務めるには限界があった。それほどの痛みがあったんだ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号