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NBA

ウィザーズ司令塔がNBA史上3人目の“珍ダブルダブル”達成!八村に6本のアシストを供給し「ルイとのプレーは楽しい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.03.31

NBA史上3人目の「無得点ダブルダブル」を達成したサトランスキー。チームの司令塔、さらにチェコ代表の立場から八村について語った。(C)Getty Images

NBA史上3人目の「無得点ダブルダブル」を達成したサトランスキー。チームの司令塔、さらにチェコ代表の立場から八村について語った。(C)Getty Images

 現地時間3月30日、ワシントン・ウィザーズはホームにオーランド・マジックを迎え、127-110で勝利を収めた。

 この日はクリスタプス・ポルジンギスが今季自己最多の35得点を奪取。ほかにもケンテイビアス・コールドウェル・ポープが25得点、八村塁とダニエル・ギャフォードが各17得点をマークし、2試合ぶりの勝利を掴んだ。

 また、先発のトーマス・サトランスキーが珍しいスタッツで注目を集めている。チェコ出身の30歳はこの試合で2本のフィールドゴールを放つもいずれもミス。一方でチーム最多の10リバウンド&13アシストをマークして勝利に貢献した。

 無得点でのダブルダブル達成は、NBAの歴史上でも過去に2人(1971年1月5日のノーム・ヴァン・ライアー、2021年12月26日のジョシュ・ギディー)しか達成していない。

 試合後、サトランスキーは“珍ダブルダブル”について「それが良いことなのか悪いことなのか分からないけど(笑)」と笑みをこぼしてコメントした。

「試合の流れに任せた結果だ。積極的にプレーすることを意識した。僕がドライブすればほかの選手がフリーになるし、できるだけアップテンポにプレーしてリバウンドから積極的にプッシュした」
 
 そのサトランスキーは今季から共闘する八村についても言及。2019年ワールドカップの1次ラウンドで日本の前に立ちはだかった(89-76)チェコ代表のエースとして、共通点も語った。

「ルイのことはここ3年よく知っている。当然、代表チームとウィザーズでの役割は異なる。お互いの代表チームには1、2人しかNBA選手がいないから、僕らは代表チームでは主力としての責任がある」

 さらに「ルイとのプレーは楽しい」と相性の良さもアピール。実際にこの日の13本のアシストのうち、6本が八村へのものだった。「とくにトランジションの時は彼を探すようにしている」という言葉通り、前半ラストには速攻の先陣を切る八村のダンクを演出している。

「どんどん息が合ってきている。彼はアドバイスも素直に聞き入れるから『君ならいろいろな方法で簡単に得点できる』といつも言っているんだ。彼はよく走れるし、ドライブ力も優れているから様々な可能性が生まれる」

 サトランスキーが先発に入った3月25日以降、チームは3勝1敗と右肩上がり。今季は残り6試合、ウィザーズはポストシーズン進出が絶望的な状況だが、八村&サトランスキーの新たなコンビに注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
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