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NBA

勝負所でクラッチプレーを決めたバックスがイースト決勝に王手!殊勲のホリデー「自分たちにできるベストを尽くした」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.12

逆転直後の攻防でバックスのホリデーがスマートをブロック。試合最終盤にもスティールを決め、勝利を手繰り寄せた。(C)Getty Images

逆転直後の攻防でバックスのホリデーがスマートをブロック。試合最終盤にもスティールを決め、勝利を手繰り寄せた。(C)Getty Images

「大きな勝利だね。それがプランだったんだ。プランというのは、20点差をつけようと20点離されようと関係なく、ここで勝利を掴むことだった。僕らは勝ってここを離れたかったから、自分たちにできるベストを尽くしたということさ」

 そう語ったのは、ミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデー。現地時間5月11日に敵地TDガーデンで迎えたボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナル第5戦で、ディフェンディング・チャンピオンは110-107で見事激戦を制した。

 試合はホームのセルティックスが第4クォーター残り10分を切って14点(93-79)をリードするという展開。しかしそこからバックスは徐々に追い上げ、残り42.4秒にホリデーの3ポイントで同点に追いつく。

 その後ジェイソン・テイタムのフリースロー2本でセルティックスが再び2点差をつけると、ヤニス・アデトクンボがフリースロー1本目を成功。2本目を落とすも、ボビー・ポーティスがオフェンシブ・リバウンド争いに競り勝ち、値千金のショットを成功させてバックスが逆転した。
 
 残り11.4秒で1点差という痺れる展開のなか、直後の守備ではホリデーがマーカス・スマートのショットをブロック。3点差となった残り5.9秒で迎えたセルティックス最後の攻撃では、またもホリデーがスマートからスティールを決め、バックスの勝利を確定させた。

「JT(テイタム)で決めるつもりだった。でも周りには皆が立っていた。俺たちにはタイムアウトがなく、残り5秒しかなかった。そこで俺はオープンになってプレーメークしようとしていた」

 最後のプレーについて、右サイドでオープンになっていたテイタムで攻める作戦だったことを明かしたスマートだったが、センターライン付近にいたホリデーに阻まれ無念のターンオーバー。「ドリューがいいヘルプをしていた。彼がいいプレーをしたんだ」と相手を称えた。

 3勝2敗でカンファレンス決勝進出に王手をかけたバックスは、アデトクンボがゲームハイの40得点、11リバウンド、ホリデーが24得点、8リバウンド、8アシスト、1スティール、2ブロックをマーク。ポーティスが7本のオフェンシブ・リバウンドを含む15リバウンドに14得点、パット・カナトンが13得点とベンチ陣も気を吐いた。
 
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