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NBA

エイトンとサンズの間に亀裂?大一番で17分の出場に終わった一件にウィリアムズHCは「内部の問題」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.17

エイトンは第7戦でシリーズ最少の17分間の出場で5得点、4リバウンドに終わった。(C)Getty Images

エイトンは第7戦でシリーズ最少の17分間の出場で5得点、4リバウンドに終わった。(C)Getty Images

 現地時間5月15日にアリゾナ州フェニックスで行なわれたフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスによるプレーオフ・カンファレンス準決勝第7戦は、123-90と予想外の大差でアウェーのマーベリックスが勝利。初優勝を果たした2011年以来のカンファレンス決勝に駒を進めた。

 マブズはルカ・ドンチッチが35得点、10リバウンド、ジェイレン・ブランソンが24得点、さらに控えのスペンサー・ディンウィディーが30得点と躍動した一方で、サンズはオフェンスが停滞。

 スコアリングリーダーはキャメロン・ジョンソンの12得点で、6試合で平均25.5点をマークしていたエースのデビン・ブッカーはフィールドゴール21.4%(3/14)で11得点、司令塔のクリス・ポールも10得点。ホームチームがプレーオフ第7戦で敗れた点差(33)としては、1948年にセントルイス・ボンバーズ(50年に消滅)の39点差(46-85)に次ぐリーグワースト2位の数字を記録するなど大敗を喫した。
 
 この試合、不可解だったのはサンズのセンター、ディアンドレ・エイトンの出場時間がわずか17分にとどまったこと。23歳のビッグマンは第4、5戦と2試合連続で20点超えをマークしていたものの、第7戦は5得点、4リバウンドと大一番で力を発揮できなかった。
 
 試合後、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチはこの件について「内部の問題」とコメントし、記者からその意味を問われると回答を断った。エイトン自身の発言はなかったが、両者の間で何かしらのトラブルがあったのではと邪推する声も聞かれる。
   
 エイトンにとって今季は大事な1年だった。2018年のドラフト1位は、開幕前にMAX契約で延長契約を結びたいと考えていたが、合意には至らなかった。そのためエイトンは、制限付きフリーエージェントとなる今季終了後に大型契約を結ぶことをモチベーションに戦ってきた。

 そうした経緯があるからこそ、プレーオフという重要な場で自身の評価を下げるような扱いは受け入れられなかったはず。言葉には残していないものの、相当忸怩たる思いがあることは想像に難くない。
 
 大黒柱のブッカーはエイトンを「大切に思っている」としつつ、契約については「彼とフロントの問題」とやや突き放したようにも受け取れるコメントをしている。

 はたしてエイトンとサンズは、今夏にどのような決断を下すのか。また、近日中に行なわれるであろうシーズン終了時のインタビューで、彼が何を語るのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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