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NBA

「コビーとこの瞬間を共有したかった」テイタムが“24”のアームバンドを身につけ第7戦に臨んだ理由を明かす<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.30

大一番となった第7戦、テイタムはコビーに敬意を表し“24”のアームバンドを着用した。(C)Getty Images

大一番となった第7戦、テイタムはコビーに敬意を表し“24”のアームバンドを着用した。(C)Getty Images

 現地時間5月29日(日本時間30日、日付は以下同)に行なわれたマイアミ・ヒートとボストン・セルティックスによるイースタン・カンファレンス決勝第7戦は、セルティックスが100-96で勝利。シリーズ戦績を4勝3敗とし、2010年以来のNBAファイナル進出を決めた。

 この試合、セルティックスの若きエース・ジェイソン・テイタムは、チームトップの26得点に加え10リバウンド、6アシスト、1スティール、2ブロック、3ポイント成功率57.1%(4/7)とオールラウンドなパフォーマンスを披露し勝利の原動力に。シリーズを通じても平均25.0点、8.3リバウンド、5.6アシストをマークする活躍でチームを牽引し、今年から創設されたカンファレンス・ファイナルMVPに選出された。

 セルティックスのレジェンドOB、ラリー・バードの名を冠した賞を受賞したテイタムは「最高の気分だ。凄く嬉しいし、みんなに感謝しているよ」と喜びのコメント。手にしたトロフィーを眺めつつ「夢を叶えた子どものような気分だ。家に持ち帰って、明日デュース(テイタムの息子)に見せて楽しむよ」と語った。
 
 この第7戦、テイタムは左肘にはいつもの“0”ではなく、金色の文字で“24”と刺繍された紫のアームバンドを着用。これは、彼が子どもの頃から憧れていた元ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、コビー・ブライアントに敬意を表してのものだった。試合後の会見で24番のアームバンドを身につけた理由について聞かれたテイタムは、こう答えている。

「知っての通り、コビーは僕のアイドルで、インスピレーション。大好きな選手だった。ここ数試合で履いていたシューズは、彼に捧げたものだ(テイタムはシューズもコビー仕様のものを着用)。

 今日、昼寝をする前に――時々するんだけど、彼のフィルムをいくつか観ていた。これは僕のキャリアでも最大のビッグゲームだから、彼に敬意を表してこのアームバンドを身につけ、その瞬間を共有したいと思ったんだ」

 コビーとともに、プレーオフ第7戦という天下分け目の大一番で素晴らしいプレーを披露し、見事に勝利を掴み取ったテイタム。まさに“マンバ・メンタリティ”を体現してみせたと言っていいだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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