今夏に来季のプレーヤーオプションを行使し、ロサンゼルス・レイカーズ残留が決まったラッセル・ウエストブルック。昨季は今ひとつチームにフィットできなかっただけに、この決断に不安を感じている識者やファンも多くいるなか、来季からレイカーズの指揮を執る新HC（ヘッドコーチ）ダービン・ハムは、ウエストブルックと共闘できることを非常に楽しみにしているようだ。

　現地時間７月10日（日本時間11日、日付は以下同）に行なわれたシャーロット・ホーネッツとのサマーリーグで、ハムHCはウエストブルックに対して期待するとともに、ある“注文”をつけた。

「ラス（ウエストブルックの愛称）はとてつもない競争心と、ボールをプッシュしながらフロアを駆け回るスピードに定評がある選手だ。私は彼に『君はそれを多様化する必要がある』と話した。ファーストブレイクの先頭に立ってボールをプッシュするだけでなく、スクリーンやロール、ディフェンスとかね。
  　ディフェンスから始まるんだ。ラスだけじゃなく、全員にとってね。ディフェンスに戻らなきゃならない。万全の状態なら、ラスはまだやれると思う。ラッセル・ウエストブルックがうちのチームにいることに、もの凄く興奮しているよ」

　現在のレイカーズは、ブルックリン・ネッツからの放出が噂されているカイリー・アービング、ケビン・デュラントの獲得を狙っていると報じられている。その場合、ウエストブルックはトレードの駒となるわけだが、仮にまとまらなければこのままレイカーズの一員として開幕を迎えることになる。

　はたしてウエストブルックは、新指揮官の期待に応えることができるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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