今年のNBAドラフトで、オーランド・マジックから全体１位指名を受けたパオロ・バンケロ。若手揃いのマジックにおいて、再建の旗手として19歳の万能フォワードには大きな期待がかけられている。

　サマーリーグではここまで２試合に出場し、平均20.0点（フィールドゴール成功率40.7％、３ポイント成功率50.0％）、5.0リバウンド、6.0アシスト、2.50スティール、1.00ブロックをマーク。前評判通りのオールラウンドな活躍を披露していると言っていい。

　はたして開幕後もこのパフォーマンスを続けることができるのか。サマーリーグの会場で『ESPN』からインタビューを受けたバンケロは、来るルーキーシーズン、そして将来に向けて意気込みを語った。
  「もし僕がマジックの勝利に影響を与え、昨季よりずっといいシーズンになれば、上手くいけばプレーオフに進出できる。それが目標であり、成功につながるだろう。

　個人としては、自分がやるべきことをやるだけさ。素晴らしいチームメイトであること、そして自分にできる限りのパフォーマンスをすること。僕は勝者になりたいし、プレーが観たい、一緒にプレーしたいと思われるような男になりたいんだ」

　コール・アンソニーやフランツ・ヴァグナー、ウェンデル・カーターJr.、ジェイレン・サッグス、マーケル・フルツなど、マジックには有望なヤングタレントが多く揃っている。この若武者軍団にバンケロが加われば、今季いきなりの浮上は難しいだろうが、そう遠くない未来にリーグ屈指の強豪球団として君臨する日が来るかもしれない。

　バンケロとマジックの前には、無限大の可能性が広がっている。

構成●ダンクシュート編集部

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