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NBA

「ルイはシューティングで素晴らしい仕事をした」八村塁の成長に目を細めるフューHC「彼を見るのが大好きなんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.20

昨季、3ポイント成功率44.7%を残した八村についてフューHC(右)は「素晴らしい仕事をした」と称賛した。(C)Getty Images

昨季、3ポイント成功率44.7%を残した八村についてフューHC(右)は「素晴らしい仕事をした」と称賛した。(C)Getty Images

 現地時間7月7日から17日にかけて、ラスベガスで開催された「NBA 2K23 サマーリーグ」は、ポートランド・トレイルブレイザーズの優勝で幕を下ろした。

 その期間、会場にはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)といったスター選手たちも登場し話題を振りまいた。

 さらに1999-2000シーズンからゴンザガ大で指揮官を務め、昨年にはアメリカ代表のアシスタントコーチ(AC)にも就任したマーク・フューHC(ヘッドコーチ)も、視察に訪れていた。

 フューHCが就任後、ゴンザガ大はオールスタービッグマンのドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)やケリー・オリニク(デトロイト・ピストンズ)、ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)といった多くの選手をNBAへ送り込んでいる。

 そのなかでフューHCとワシントン・ウィザーズは切っても切れない縁がある。ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)は長年の友人で、互いの考えをリスペクトしているからだ。
 
 ウィザーズには19年のドラフト1巡目9位指名の八村塁、21年のドラフト1巡目15位指名のコーリー・キスパートが所属しているほか、ここ数年ではジョナサン・ウィリアムズ(現Bリーグ・ファイティングイーグルス名古屋)とジョエル・アヤイもプレーしてきた。

 ワシントンのメディア『NBC Sports Washington』は、サマーリーグ期間中にインタビューをし、19日に公開された記事の中でフューHCが八村の昨季についてこう語っていた。

「ルイは今年、シューティングの面で素晴らしい仕事をしていたね。そこは皆が疑問視していた部分だったと思う。彼にとって、昨季はオリンピックもあったからもの凄く長く感じたことだろう。スポーツで国を代表する顔となってプレーすることのプレッシャーがどれほどのものなのか、皆は理解していないと思うね」

 2021年に初のプレーオフ進出を飾った八村は、昨夏に日本のエースとして東京オリンピックへ出場。チームは3戦全敗でグループラウンド敗退に終わったが、平均22.3点、6.7リバウンド、2.0アシストを残した。

 だが個人的な理由でトレーニングキャンプへ参加できず、プレシーズンゲームも全休。開幕から出遅れ、昨季最初の39試合を欠場した。

 それでも年明けに復帰すると、42試合で平均11.3点、3.8リバウンド、1.1アシストにフィールドゴール49.1%をマーク。先発起用された3月中旬以降の13試合では平均14.2点、5.1リバウンド、1.5アシストとスタッツも伸ばしていた。
 
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