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NBA

「僕はテレビで見たことは信じない」テイタムがデュラント獲得の噂に言及「このチームとここにいる皆が大好き」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.07.27

テイタム(左)はデュラント(右)獲得の噂について「テレビで見たことは信じない」と一蹴した。(C)Getty Images

テイタム(左)はデュラント(右)獲得の噂について「テレビで見たことは信じない」と一蹴した。(C)Getty Images

 ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの2枚看板を中心に、昨季12年ぶりにNBAファイナルに勝ち進んだボストン・セルティックス。

 頂上決戦ではゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗れて優勝は逃したものの、今夏にトレードでインディアナ・ペイサーズからマルコム・ブログドン、アトランタ・ホークスからサンアントニオ・スパーズに放出され、その後ウェイブされていたダニーロ・ガリナーリを獲得した。

 2008年以来の優勝に向けて戦力アップに成功したセルティックスだったが、先日、ブルックリン・ネッツにトレードを要求しているケビン・デュラントの争奪戦に参戦したという報道が流れた。

 そんななか、現地時間7月26日にニューヨークで行なわれた『Point Gods』ドキュメンタリーのプレミアにテイタムが登場。デュラントのトレードの噂について言及した。

 現地の報道によると、7月上旬にセルティックスはデュラント獲得のためにブラウン、デリック・ホワイト、複数のドラフト指名権を提示したが、ネッツはこれを拒否。ブラウンにマーカス・スマート、ドラフト指名権にローテーションプレーヤーをもう1人を加えることを要求したという。

 これに対してテイタムは「僕はテレビで見たことは信じない。それが真実なのか、そうでないかなんて誰にも分らないからね」とバッサリ。
 
 続けて「僕はバスケットボールをするだけさ。僕はオリンピック中に彼(デュラント)とプレーした。明らかに、彼は素晴らしいプレーヤーだ。でも、それ(トレード)は僕が決めることじゃない。僕はこのチームが大好きだし、ここにいる皆が大好きだ」と現在のチームに満足していることを語った。

 今夏にセルティックスはブログドン獲得のため、ニック・スタウスカス、アーロン・ネスミス、マリーク・フィッツ、ジュワン・モーガン、ダニエル・タイスの5人をペイサーズに放出したが、ウォリアーズとのファイナルでは全員がローテーション外。ガリナーリはFA(フリーエージェント)での加入だった。

 主軸のテイタムは24歳、ブラウン25歳と若く、さらにマーカス・スマート、アル・ホーフォード、ホワイト、そして新加入のブログドンとガリナーリとサポーティングキャストも充実。

 現時点で彼らは十分良いチームであり、デュラント獲得によって、攻守のバランスが崩れ、ケミストリーにも悪影響を及ぼす危険性もある。

 セルティックスのレジェンドで08年にファイナルMVPに輝いたポール・ピアースも、「彼らはそれをするつもりはない。それは起こっていないし、彼らは何の動きもする必要はない」と一蹴している。

 過去にセルティックスはケビン・ガーネット、レイ・アレン、カイリー・アービングといったスター選手をトレードで獲得してきたが、これらはチーム改革のために必要な動きだった。

 ただ、現在のロースターの充実ぶりを考えると、今回のトレードが実現する可能性は低そうだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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