NBA５年目のシーズンへ、朗報が届いた。

　現地時間８月28日、ブルックリン・ネッツは公式リリースで渡邊雄太と契約したことを発表した。なお、契約内容は公表されていない。

　香川県出身、27歳の渡邊はNBAで日本人史上最長となる４シーズンをプレー。2018年にメンフィス・グリズリーズと２WAY契約を結び、田臥勇太に続く２人目の公式戦出場を果たすと、同球団に２シーズン在籍。2020年にトロント・ラプターズへ移籍し、21年４月に本契約を結んだが、今夏に契約満了でフリーエージェントとなっていた。通算成績は121試合出場（先発８試合）、平均3.8点、2.5リバウンド、0.6アシスト。
  　新たに契約を結んだネッツは、渡邊がNBAデビュー前のサマーリーグでプレーしたチーム。今オフは大黒柱のケビン・デュラントがトレードを要求し注目を集めていたが、今月23日に球団首脳との話し合いの末に残留が決まっている。

　チームには現役最多４度の得点王の経験を持つデュラントのほかにも、2011年ドラフト１位のカイリー・アービング、16年１位のベン・シモンズらスーパースターが在籍。殿堂入りしている名PGで、就任３年目を迎えるスティーブ・ナッシュHCの下、初優勝を目指している。

　NBA2022－23シーズンは10月18日に開幕。ネッツは10月３日～14日に４試合のプレシーズンゲームを実施後、19日にホームで初戦を迎える。

構成●ダンクシュート編集部