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バスケW杯

【バスケW杯】開催国のフィリピン、日本に続き4か国が出場決定!最激戦区ヨーロッパ予選は波乱の予感?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.09.01

予選で火花を散らしたセルビアのヨキッチ(左)とギリシャのアデトクンボ(右)。混戦の欧州予選だけに、彼らもW杯本大会に出られる保証はない。(C)FIBA

予選で火花を散らしたセルビアのヨキッチ(左)とギリシャのアデトクンボ(右)。混戦の欧州予選だけに、彼らもW杯本大会に出られる保証はない。(C)FIBA

 来年8月25日~9月10日にフィリピン・日本・インドネシアのアジア3か国共催で行なわれる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。世界最強国を決定する4年に1度の大会を1年後に控え、現在は各大陸で予選が行なわれている。

 昨年11月に始まった予選はWindow1~6の6つの期間で行なわれ、今年7月に1次予選最後のWindow3、8月に2次予選最初のWindow4が実施。残すは今年11月と来年2月の戦いを残すのみとなり、徐々に出場権を手にした国が出始めている。

 まずおさらいとして、W杯本大会の出場枠は32。開催国枠でフィリピンと日本に出場権が与えられており、残る30の席をその他の国で争う形だ(※インドネシアは規定の成績を収められなかったため出場権を与えられず)。

 大陸別ではヨーロッパが12、アメリカ大陸が7、アジア&オセアニアが6(開催国枠を除く)、アフリカに5の枠が設けられている。

 そしてWindow4を終えて出場権を獲得したのが、ヨーロッパのフィンランド、アジア&オセアニアのニュージーランドとレバノン、アフリカのコートジボワールの4か国。残る枠は26となった。
 
 今後の注目としては、各大陸の中で最もレベルの高い争いが繰り広げられているヨーロッパ予選が、いっそう熾烈を極めそうだ。

 特に4つのグループのうちのひとつ、グループIは首位のラトビア(FIBAランキング26位)を筆頭に、ギリシャ(同9位)、ベルギー(同37位)、セルビア(同6位)、トルコ(同16位)、イギリス(同45位)が4ポイント以内にひしめく大混戦。現在は、出場権を得られる3位の当落線上にベルギーとセルビアが同ポイントで並び、直接対決の差でベルギーが上回っている状況だ。

 2014年W杯、16年リオ五輪でともに銀メダルを手にしたセルビアは、Window4でNBA2年連続MVPのニコラ・ヨキッチが初参戦してギリシャとトルコに連勝したが、残りの予選はNBAシーズン中の開催となるため、国内選手で戦うしかない。

 もちろん、その事情はクリスタプス・ポルジンギスを擁するラトビア、ヤニス・アデトクンボとその兄弟がいるギリシャにも当てはまる。残り4試合で順位はいくらでも入れ替わりうるだろう。

 そのほか、フィンランドがいち抜けしたグループJも、ルカ・ドンチッチを擁し東京五輪で4位に入ったスロベニアが現在3位と気の抜けない状況にいる。

 開催国の日本としては、残りの4試合も引き続き本大会への強化にあてられるが、生き残りをかけた各大陸のサバイバルレースからも目が離せない。(Window4終了時点でのヨーロッパ予選順位表は次ページに掲載)
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