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日本代表

オコエ桃仁花、人種差別的な誹謗中傷を訴える! リアルな“ヘイト発言”に泰然と対応「心が麻痺するくらいなれたよ」

THE DIGEST編集部

2022.09.08

東京五輪ではバスケットボール女子日本代表の銀メダルに貢献したオコエ。(C)Getty Images

東京五輪ではバスケットボール女子日本代表の銀メダルに貢献したオコエ。(C)Getty Images

 9月7日、バスケットボール女子日本代表のオコエ桃仁花が、自身のインスタグラムのストーリー機能を使用し、人種差別的な誹謗中傷の被害を訴えた。

 ナイジェリア出身の父と日本人の母の間に生まれたオコエは、昨夏の東京五輪で一大ムーブメントを巻き起こした日本代表の一員として銀メダル獲得に貢献。そんな彼女は、とあるファンが実際に送りつけてきたDMを公開した。

 そこには「黒人の癖にまじできもいね」などと心無い言葉が並んだ。これに23歳は、「こんなのよくくるけど、もう心が麻痺するくらいなれたよ」と呆れた様子で淡々と吐露。さらに「なぜ顔を洗わない!?黒ペンキついたまま。だからいつまでも二軍(笑)汚い!早くアフリカ帰れ」と貶してきたファンのスクリーンショットも披露し、ファンに現実を共有した。

 そして「無視しろ、かまうな、相手にすんなよ。でも私たちがこのようなDMが日常的によく、送られてくるのが現状です」と伝えたうえで、以下のように続けた。
 
「これからの子供たちにそんな思いをしてほしくない。自分のためではなく、これからの多国籍を持つ子供たちが同じ思いをしないために発信してます」

 SNSの普及とともに誹謗中傷の被害が増えている昨今。それはオコエが指摘するように無視できる度合を超えてきているようだ。著名人に気軽にメッセージを送れるSNSだが、誹謗中傷被害は絶えない。

構成●THE DIGEST編集部

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