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NBA

「感情が入り混じっていた」シーズン開幕戦でエンビードとスマートが一触即発!「彼は俺を壊そうとした」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.19

セルティックスとシクサーズの開幕戦はエンビード(手前)とスマート(左)が一触即発になるなど、激しい戦いとなった。(C)Getty Images

セルティックスとシクサーズの開幕戦はエンビード(手前)とスマート(左)が一触即発になるなど、激しい戦いとなった。(C)Getty Images

 現地時間10月18日、NBAの2022-23レギュラーシーズンが幕を開け、ボストン・セルティックスがホームのTDガーデンでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを相手に126-117で勝利を飾った。

 シクサーズではジェームズ・ハーデンが加入後最多となる35得点に8リバウンド、7アシストの大暴れ。さらにジョエル・エンビードが26得点、15リバウンド、5アシスト、タイリース・マキシーが21得点、トバイアス・ハリスが18得点、3スティールを残したものの、セルティックスの前に黒星を喫した。

 今季は全選手がユニフォームに背番号6のパッチをつけてプレーするが、それは今夏に逝去したセルティックスのレジェンド、ビル・ラッセルへのトリビュート。

 チームを代表してスピーチに臨んだジェイレン・ブラウンは、これにどれだけの時間を割いたのかと聞かれ「正直に言ってなしだ。僕にとってのビル・ラッセルのレガシー、それに他の皆への思いを言葉にしてまとめるのがどんなことかわかるかい? 言葉を見つけるのは難しかった」と口にし、さらに「今夜は特別な夜になった。彼に敬意を表してプレーできるのは素晴らしいことだった」と話していた。
 
 セルティックスではそのブラウンが35得点、ジェイソン・テイタムが35得点、12リバウンド、4アシストと両輪が躍動。さらにグラント・ウィリアムズが15得点、マーカス・スマートが14得点、7アシストを記録。

 シクサーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、ベンチスタートで16得点、4アシストを残してセルティックスデビューを飾ったマルコム・ブログドンを称えていた。

「この試合でおそらく最も重要な選手はブログドンだった。彼があのチームのためにゲームを変えたと私は思った。ブログドンが我々を傷つけた。あの右手ドリブルのペネトレーションで私たちを苦しめたね」

 シーズン初日の開幕戦とはいえ、両チームともフィールドゴール50%超え、ターンオーバーも14本以下に抑えており、比較的締まったゲームになった。

 だが第3クォーター序盤にはあわや乱闘に発展しそうな展開もあった。エンビードがリバウンドを奪うも、腕が絡んで振り回されたスマートがコートへ落下。これに怒りを覚えたスマートはエンビードの足を掴んだことでスリップさせてしまい、ブラウンも駆け寄ってきたことで一触即発の状態に。
 
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