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NBA

アデトクンボのスペルの秘密、自身が選ぶ最強チーム、あふれ出る兄弟愛。ヤニスが同僚のYouTubeに出演し軽妙なトークを披露<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2022.11.21

イバカの名MCぶりに導かれ、ヤニスが大いに語った。(C)Getty Images

イバカの名MCぶりに導かれ、ヤニスが大いに語った。(C)Getty Images

 昨季2月、4チーム間のトレードでロサンゼルス・クリッパーズからミルウォーキー・バックスに加わったサージ・イバカ。アフリカのコンゴ人民共和国出身のビッグマンは、2012、13年にブロック王に輝き、2019年にはトロント・ラプターズでチャンピオンタイトルも獲得した、今年キャリア14年目のベテラン選手だ。

 そして、現在46万人を超える登録者数を誇るYouTuberとしても活躍中。なかでも人気を博しているのが、彼がシェフに扮し、料理を作ってゲストを招きトークするという『How Hungry Are You?』だ。

 これまでデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)、クレイ・トンプソン(ゴールデンステート・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)らビッグスターもゲスト出演している人気番組は、このたびシーズン5に突入。その映えある初回のゲストとして、バックスのチームメイト、ヤニス・アデトクンボが登場。自らを“フードデザイナー”と称するイバカの奇想天外な料理を囲んで、軽快なトークを繰り広げた。
 
 2人は、ヤニスが「たぶんこれまでのキャリアで一番悔しかった思い出」と語る2019年のカンファレンス・ファイナルで敵同士として戦った間柄。今の2人はチームメイトであるだけでなく、アフリカにルーツを持ちながらヨーロッパの国の代表として戦うという、似通った経歴を持つ。

 まずは“フーフー”という、キャッサバ粉をこねて餅のようにした西アフリカの主食や、ビーフソテーなどを食しながら、イバカの質問にヤニスが答える形でトークはスタートした。

「アデトクンボとか、アンテトクンポとかいろいろ呼ばれているけど、一体君の苗字はどれが正解なんだ?」

 イバカのツボを押さえた問いに、ヤニスはこう答えている。彼のルーツであるナイジェリアでは“ADETOKUNBO(アデトクンボ)”という発音だったが、ギリシャ国籍を取得する際、ギリシャ語でこの綴りを書く時に“D”が“NT”、“B”が“MP”という音を持つ文字に置き換えられたため、“ANTETOKOUNMPO”になってしまったのだと説明。NBAではパスポートの名前表記で契約するルールがあるため、ジャージーの背中部分も“ANTETOKOUNMPO”になっているが、彼にとっては“アデトクンボ”が本当の発音であるらしい。
 
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