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NBA

「僕よりいい選手になれる」ヤニスが俊英モーブリーに“成長の秘訣”を伝授「プレーを盗み、自分のスタイルに仕立て上げるんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.11.28

将来有望なモーブリー(左)について、ヤニス(右)は「僕よりいい選手になれる」と太鼓判を押した。(C)Getty Images

将来有望なモーブリー(左)について、ヤニス(右)は「僕よりいい選手になれる」と太鼓判を押した。(C)Getty Images

 現地時間11月25日、ミルウォーキー・バックスがホームのファイサーブ・フォーラムでクリーブランド・キャバリアーズと対戦し、117-102で快勝。バックスは16日の試合でも113-98でキャブズを下しており、同地区ライバルとの今季対戦成績を2勝0敗とした。

 バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボは、16日の第1ラウンドこそ今季最小となる16得点に12リバウンド、8アシストに終わったものの、25日の試合ではペイントエリアをこじ開けて豪快なダンクを連発。終わってみれば両軍最多の38得点に9リバウンド、6アシスト、2ブロックと、攻守両面でゲームを支配した。

 そのほか、ジェボン・カーターが5本の3ポイント成功を含む18得点、2スティール、ボビー・ポーティスが14得点、8リバウンド、4アシスト、ドリュー・ホリデーが9得点、5アシスト、ブルック・ロペスが8得点、6ブロック、グレイソン・アレンが8得点、5リバウンド、5アシスト、2スティールをマークしエースをサポート。
 
 一方で、第1ラウンドでフィールドゴール成功率64.3%(9/14)の計20得点に7リバウンド、2ブロックを記録していたキャブズのエバン・モーブリーは、この第2ラウンドで沈黙。フィールドゴール成功率16.7%(2/12)とショットが乱調で、わずか8得点、8リバウンド、3スティールと不発に終わっていた。

 昨季の新人王投票で、スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)に次いで僅差の2位となったモーブリーは、今季もここまで平均14.5点、8.5リバウンド、2.4アシスト、1.4ブロックにフィールドゴール成功率54.1%と、まずまずの成績を残している。

 そんなモーブリーについて、アデトクンボは試合後に、米紙『cleveland.com』へこのように語っていた。

「彼なら僕よりもいいプレーヤーになれるさ。どうしてできないのか、僕にはわからないね。あとは彼次第なんだ。僕は常に向上しようとしている。毎日ね。けど、彼の持つスキルセットというのは、本当に凄い選手になれるものなんだ。

 彼には7フィート(213cm)の身長があって、本当によく動ける。シュートも打てるし、とてもスマートだ。それに彼は他の選手たちのプレーも見て研究している。それは若い選手たちにとって凄くいいことだ。彼が本気で取り組めば、素晴らしいプレーヤーになれるさ」
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