専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

2021年のバックス優勝は“ネッツのケガ”のおかげ?元NBA選手が反論「ヤニスを軽視している」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.01.07

バックスのアデトクンボは2021年に初優勝を経験。今季は王座奪還を目指している。(C)Getty Images

バックスのアデトクンボは2021年に初優勝を経験。今季は王座奪還を目指している。(C)Getty Images

 ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、誰もが認める現代NBAを代表する顔だ。しかし、元NBA選手のジェイレン・ローズは、まだ十分な評価がされていないと感じているようだ。

 2013年にプロ入りしたアデトクンボは、4年目の2016-17シーズン以降、毎年平均20点以上をあげ、同年から6年連続でオールスターに選出。オールNBA&ディフェンシブチームにはともに昨季まで4年連続で1stチームに選ばれ、19、20年には2年連続でMVPに輝いた。翌21年には唯一足りなかった「NBAチャンピオン」の称号も加え、現役ベストプレーヤーと評する声も少なくない。

 3ポイントをはじめロングジャンパーの精度に課題はあるが、その分、ゴールへのアタックに関しては他の追随を許さず、元NBA選手でアナリストを務めるケンドリック・パーキンスは、「今のNBAで最も支配的な選手」と称えている。
 
 実際、12月28日のシカゴ・ブルズ戦から1月3日のワシントン・ウィザーズ戦には史上3人目となる3試合連続で40得点・10リバウンド以上をマーク(NBAとABAが合併した1976-77シーズン以降、モーゼス・マローンとラッセル・ウエストブルックのみ達成)。キャリアハイの55得点を叩き出した3日のウィザーズ戦では、1本のミドルを除く19本のフィールドゴールをペイント内で奪ったが、これは過去25年でシャキール・オニールに次ぐ数字だった。

 そんなアデトクンボだが、2021年にリーグ優勝を飾ったシーズンについて、プレーオフで対戦したブルックリン・ネッツの主力(カイリー・アービングとジェームズ・ハーデン)が負傷離脱していなければ、タイトルはなかったのではないかとケチをつける声もある。

 だが元NBA選手のローズは『ESPN』の番組『NBA Countdown』で、ネッツにケガ人が出ていなくても、シリーズの行方はバックスのものだったと見解を述べている。

「人々がアービングのケガの話を持ち出すの聞くと、まだヤニスを軽視していると感じる。ヤニスはベストプレーヤーになる方法を見つけ、チャンピオンシップを手にし、MVPと最優秀守備選手賞を獲得した。それがすべてで、いずれにせよバックスはネッツを打ち負かしていた」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号