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NBA

2011年のマブズ優勝戦士が明かす当時の“意外な難敵”「あの年のポストシーズンで最も層が厚かったのは…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.03.09

2011年にマブズの初優勝に貢献したマリオンが、自身のシュートフォームや当時の思い出話を語った。(C)Getty Images

2011年にマブズの初優勝に貢献したマリオンが、自身のシュートフォームや当時の思い出話を語った。(C)Getty Images

 2000年代を中心にNBAで計16シーズンをプレーしたショーン・マリオンは、持ち前の身体能力を生かしたアクロバティックな動きから“マトリックス”と称され、ディフェンスでは複数のポジションをガードするなどオールラウンダーとして活躍した。そんな万能フォワードが先日、ポッドキャストで自身の特徴的なシュートフォームやリーグ優勝を果たした2011年当時の思い出話を明かした。

 201cm・100kgの体躯に加え、抜群のバネを誇ったマリオンは、シーズンの得点&リバウンドのアベレージで2桁を記録する平均ダブルダブルを通算4度達成し、オールスター選出4回、オールNBAチームにも2回選ばれた実績を持つ。

 豪快なダンクや強烈なブロックショットなどでファンを沸かせた一方、独特なシュートフォームの持ち主としても有名。両腕を胸の手前でセットしてコンパクトなフォームから繰り出すシュートは、“NBA史上最もユニークなシュートフォームのひとつ”とも評されている。

 今年のオールスターウィークエンド期間中に『Clutch Points』のポッドキャストに出演したマリオンは、自身のシュートフォームについてこのように話していた。
 
「私はみんなのようにシュートしないし、私と同じようにシュートする選手もいない。ステフ・カリーやクレイ・トンプソンのスプラッシュ・ブラザーズだって、ほかの誰とも違う形でシュートしている。すごく面白いことだ。だからリスペクトすべきなのさ」

 マリオンは1163試合に出場したキャリアを通じて、3ポイント成功率33.1%(通算791本成功)と、決して一流のシューターではなかったものの、そのシュートフォームのせいで選手として評価を落としたわけではない。特にキャリア最初の8年半を過ごしたフェニックス・サンズでは、平均18.4点、10.0リバウンド、2.0アシスト、1.89スティール、1.35ブロックと多方面で活躍した。

 サンズ退団後はマイアミ・ヒートとトロント・ラプターズを経て、2009年オフに4チーム間トレードでダラス・マーベリックスへ移籍。11年にはダーク・ノビツキーやジェイソン・キッド、ジェイソン・テリー、タイソン・チャンドラーらと主軸を務め、球団初優勝に貢献した。
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