NBAはレギュラーシーズン残り約１か月。プレーオフ進出を目指すチームが熾烈な順位争いを繰り広げているなか、優勝候補の一角と目されるフェニックス・サンズに再び試練が訪れた。

　現地時間３月９日、サンズはケビン・デュラントが左足首の捻挫のため最低３週間離脱することを発表。3週間後の再検査で復帰の時期を定めることとなった。

　４度の得点王を誇る34歳のスコアラーは今季前半戦、ブルックリン・ネッツで平均29.7点をマークしていたが、１月８日の試合で右ヒザを負傷。同チームでの復帰は叶わぬまま、２月９日のトレードでサンズに加入していた。

　新天地では加入７戦目の３月１日に戦列復帰。３試合で平均26.7点、フィールドゴール成功率69.0%、３ポイント成功率53.8％と期待通りの活躍を見せていたものの、８日のオクラホマシティ・サンダー戦前のウォームアップ時に足を滑らせて転倒するアクシデントに見舞われ、ホームデビューはお預けとなった。
  　一部メディアでは４月15日から始まるプレーオフ１回戦まで欠場する可能性も取り沙汰されていたが、最悪の形は回避した格好に。再びデュラントなしで戦うことになるサンズは現在、37勝29敗でウエスト4位。39勝26敗で並ぶ２位タイのサクラメント・キングス、メンフィス・グリズリーズを2.5ゲーム差で追いかけている状況だ。

　次戦は11日、５連勝をかけてそのキングスと相まみえる。以降もゴールデンステイト・ウォリアーズ（34勝33敗／ウエスト６位）、ミルウォーキー・バックス（48勝18敗／イースト１位）との連戦が控えるなどタフな日程が続くが、チーム一丸で乗り切れるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部