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NBA

ウォリアーズ王朝を築けたのはデュラントのおかげ?「彼の加入前、チームは潰れる寸前だった」と重鎮トーマスが主張<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.03.18

トーマスはウォリアーズが黄金期を築けたのはデュラント(右)のおかげだと主張した。(C)Getty Images

トーマスはウォリアーズが黄金期を築けたのはデュラント(右)のおかげだと主張した。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズは、2014-15シーズンからの8年間で5年連続を含むNBAファイナル進出6回、優勝4回と黄金期を築いた。その中心にいるのは言うまでもなくステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのビッグ3だが、2016~19年に在籍したケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)がいなければ、歴史は変わっていたと殿堂入り選手のアイザイア・トーマスが持論を述べている。

 ウォリアーズはスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が就任した2014-15シーズンから瞬く間にウエストの強豪へ。67勝をあげた初年度にNBAファイナルでレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)擁するクリーブランド・キャバリアーズを破って優勝を飾る。しかし、翌2015-16シーズンは73勝のNBA記録を樹立し、2年連続で進出したNBAファイナルでもシリーズ3勝1敗と先に王手をかけながら、グリーンの第5戦出場停止などもあって、まさかの3連敗で2連覇を逃した。
 
 直後の2016年夏、リーグを代表するスコアラーのデュラントが加入。ビッグ3から魅惑のカルテットにパワーアップし、ウォリアーズは2016-17、2017-18シーズンとリーグ2連覇、デュラントは2年連続でファイナルMVPに輝いた。

 2018-19シーズンのNBAファイナルでトロント・ラプターズに敗れたのち、デュラントはブルックリン・ネッツへ移籍。トンプソンのケガによる全休もあって2シーズンはプレーオフから遠ざかったが、2021-22シーズンには再びビッグ3体制でリーグ優勝を果たしたのはまだ記憶に新しい。

 ウォリアーズを支えるのは、NBA記録の通算3ポイント成功数3683本を誇る史上最高のシューターの呼び声高いカリーであり、カリーと“スプラッシュ・ブラザーズ”を組むトンプトン、最優秀守備選手賞を獲得した経験を持つグリーンの功績も大きい。しかし、かつて“バッドボーイズ”と呼ばれたデトロイト・ピストンズで、リーダー役を務めた殿堂入り選手のトーマスは、グリーンがホストを務めるポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』に出演した際、2016年夏にデュラントが加入し、2連覇を果たしていなければ、ウォリアーズは違った形で記憶されていただろうとの見解を示した。
 
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