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パリ五輪

【パリ五輪最終予選】強行出場のドンチッチがトリプルダブルも、スロベニアは黒星発進。2大会連続の五輪出場に黄信号<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.04

トリプルダブルの活躍を見せたドンチッチだが、チームを勝利に導けず。2大会連続の五輪出場に黄信号が灯った。(C)FIBA

トリプルダブルの活躍を見せたドンチッチだが、チームを勝利に導けず。2大会連続の五輪出場に黄信号が灯った。(C)FIBA

 現地時間7月2日に開幕した男子バスケットボールのパリオリンピック世界最終予選。五輪出場権残り4枠を懸けて、スペイン、ギリシャ、プエルトリコ、ラトビアの4会場に6チームずつが集い、熱戦を繰り広げている。

 ギリシャ会場ではグループAの初戦で、東京五輪4位のスロベニア(FIBAランキング11位)が登場。ルカ・ドンチッチはダラス・マーベリックスの主砲としてケガを抱えながら6月17日までNBAファイナルを戦ったなか、約1週間後には代表チームに合流し、この日のクロアチア(同30位)戦も先発出場を果たした。

 しかし、試合は第1クォーターから16-31とクロアチアがリードを奪う展開に。エースのドンチッチは第2クォーターに12得点をあげるなど反撃を試みるが、13点差を追いかける第3クォーターには25点差をつけられ意気消沈。最終スコア92-108で黒星発進となった。

 36分56秒の出場とフル稼働したドンチッチは、両チーム最多の26得点、11リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成したものの、3ポイントは9本放って成功ゼロ、フィールドゴール成功率34.8%(8/23)と精彩を欠いた。
 
 対するクロアチアは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのダリオ・シャリッチが19得点、10リバウンド、10アシストとチームを牽引。さらにロサンゼルス・クリッパーズのイビツァ・ズバッツが18得点、8リバウンド、5アシスト、元NBA選手で現レアル・マドリー所属のマリオ・ヘゾニャが12得点、6リバウンド、8アシストと多彩な攻撃を展開した。

 クロアチアは第2戦でニュージーランド(同21位)に敗れたものの、グループ2位以上が確定し、準決勝進出が決まった。一方、スロベニアは第2戦でニュージーランドに敗れた時点で五輪出場が消滅。2大会連続出場の望みをつなぐためには、10点差以上で勝利する必要がある。

 手負いのドンチッチ擁するスロベニアは意地を見せられるか。注目の一戦は4日の23:30(日本時間)ティップオフだ。

■パリ五輪世界最終予選ギリシャ会場
※現地7月3日時点

<グループA>
1位 クロアチア(1勝1敗/+12)
2位 ニュージーランド(1勝/+4)
3位 スロベニア(1敗/-16)

<グループB>
1位 ドミニカ共和国(1勝1敗/-14)
2位 ギリシャ(1勝/+27)
3位 エジプト(1敗/-13)

※各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出。準決勝はグループAの1位vsグループBの2位、グループAの2位vsグループBの1位が対戦。決勝で勝った1チームのみがパリ五輪の出場権を獲得する。

構成●ダンクシュート編集部

【パリ五輪】最終予選決勝でドンチッチvsヤニスの対決も!?出場残り4枠を懸けた熾烈な戦いに臨むNBAスターたち<DUNKSHOOT>
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