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NBA

まさに“LAの英雄”!ドジャースの優勝でマジック・ジョンソンの生涯チャンピオンシップ勝利数が「15」に<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.11.08

ドジャースのWS制覇を喜ぶマジック。2023年にはスポーツ界4人目のビリオネアにもなっている。(C)Getty Images

ドジャースのWS制覇を喜ぶマジック。2023年にはスポーツ界4人目のビリオネアにもなっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースにとって4年ぶりとなった歓喜のワールドシリーズ制覇から早くも1週間以上が経過。現地11月1日には優勝パレードと本拠地での祝勝イベントが行なわれたが、その際に選手以外で一際大きな存在感を放っていたのが、同チームの共同オーナーを務めるマジック・ジョンソンだ。

 マジック(本名:アービン・ジョンソンJr.)は、言わずと知れたバスケットボール界のレジェンド。現役時代は206cmのサイズを持ちながら、変幻自在のノールックパスでチームを操る稀代の司令塔として一時代を築いた。

 NBAでは知らない人はいないスーパースターだが、今回のドジャースの優勝で、その輝かしい経歴が改めて脚光を浴びている。

 ワールドシリーズ制覇を果たした10月30日、マジックは自身のXを更新し、「このトロフィーで、私は15個目のワールドチャンピオンシップリングを手に入れた」と発信。現地のメディアも、彼の生涯獲得タイトルが15に達したことを伝えた。
 
 マジックにとって最初の全米タイトルとなったのは大学時代。1979年に地元のミシガン州大をNCAAトーナメント制覇に導き、自身も大会最優秀選手に選出されている。

 同年にドラフト全体1位で名門ロサンゼルス・レイカーズに入団すると、1年目から主軸として活躍し優勝。さらに新人としては史上初のファイナルMVPに輝いた。HIV感染により91年に突如引退と短いキャリアに終わったが、12年間で計5回のリーグ優勝、3度のファイナルMVPと80年代を席巻した。

 選手としてのキャリアだけでも十分にレジェンド級だが、マジックは引退後も精力的に活動。ユニフォームを脱いでもレイカーズに携わり続け、一部オーナー兼エグゼクティブとして2000~02年の3連覇と2009、10年の連覇に尽力。2016年には女子バスケットボールの最高峰、WNBAロサンゼルス・スパークスのオーナーとしても優勝を経験した。

 その間には他競技にも進出し、2012年からオーナーグループの仲間入りを果たしたMLBのドジャースでは2020年と今回の2度頂点に。メジャーリーグサッカー(MLS)でもロサンゼルスFCの共同オーナーとして2022年に優勝カップを掲げている。

 選手として6度全米の頂点に立ち、引退後も競技の枠を超えて9度の優勝を経験。さらに付け加えれば、1992年のバルセロナ五輪でも世界を魅了した“ドリームチーム”の中核として金メダルを手にしている。

 計16ものタイトルのうち、大学時代と五輪を除けばすべてロサンゼルスで成し遂げたもの。大谷翔平と10年契約を結んでいることを考えれば、“LAの英雄”には今後も新たな勲章が加わり続けるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部
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