今季のロサンゼルス・レイカーズの周辺は何かと騒がしい。レブロン・ジェームズと息子ブロニー・ジェームズのNBA史上初の親子共闘に始まり、ブロニーの起用法、そしてチームは11月下旬以降に急失速している。地元記者は、レブロンとアンソニー・デイビスの2枚看板を放出する未来もやむなしと考えているようだ。
レブロンは今年7月、2025-26シーズンのプレーヤーオプションとトレード拒否権を含む2年1億400万ドルでレイカーズと再契約。息子のブロニーもドラフト2巡目55位で指名され、4年790万ドルで契約を結んだ。
JJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)の下、ここまでデイビスがチームトップの平均27.5点、11.2リバウンド、3.5アシスト、1.3スティール、2.0ブロック、39歳のレブロンも平均23.0点、8.0リバウンド、9.1アシストを記録しているが、チームは13勝11敗でウエスタン・カンファレンス8位。現地時間11月21日のオーランド・マジック戦以降は2度の3連敗を含む3勝7敗と失速し、12月4日のマイアミ・ヒート戦では41点差の大敗を喫した。
『ロサンゼルス・タイムズ』のビル・プラシュケ記者は、「レイカーズはドジャースに(ロサンゼルスの)街を奪われ、お粗末なロスターでシーズンを失った」と、同じLAに拠点を置き、大谷翔平らを擁してMLB優勝を果たしたドジャースに主役の座を奪われていると言及。シーズン4分の1消化時点で3年連続のプレーイン・トーナメントに回ることは濃厚で、「2年連続の(プレーオフ)1回戦敗退が運命づけられているようだ」と指摘した。
「もう終わりだ。希望もない。ドラフト1巡目指名権もなければ、チームの総年俸もカツカツだ。来シーズン、今よりも良くなる保証もない。レブロンは本当に(今のように)平凡なままキャリアを終えたいのだろうか? デイビスは、優勝とは無関係の“陰”で残りの全盛期を過ごしたいと思っているのだろうか?
2人がチームを助ける最善の方法は、自ら進んでチームを去ることだ。もしレブロンがトレード拒否権を破棄すれば、レイカーズは最後のあがきのために彼を優勝候補に放出することができる。デイビスに関しても、彼の身体が最後に壊れてしまう前に、もうひとつ優勝リングを手にするチャンスを与えてくれる場所に送ることができる」
プラシュケ記者は、レブロンを「間違いなくスポーツ史上最も偉大な選手」と評価しつつ、「オフェンスもディフェンスも散々で、(出場時のチームの得失点差を示す)プラスマイナスでリーグ499人中485位と、ついに衰えを見せている」と、さすがの“キング”も40歳目前で年齢にはあらがえないとした。
また、デイビスに関しては「間違いなくリーグのTOP5に入るビッグマンだが、ビッグマンらしいプレーをしていない」、その他のロスターについては「オースティン・リーブスとダルトン・コネクトという優秀な若手シューターもいるが、どちらもディフェンスは大したことがないし、チャンピオンチームを率いるだけの器もない。結局のところ…彼らには何もないのだ」と、痛烈に非難した。
レブロンは今季終了後にプレーヤーオプションとなり、デイビスは27-28シーズンまでは契約(最終年はプレーヤーオプション)が残る。プラシュケ記者は、「レイカーズはレブロンとデイビスのチームであり、彼らを放出する時なのだ」と主張しているが、はたしてレイカーズは来年2月6日のトレード期限までに動きを見せるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
40歳目前のレブロンの評価は?「NBAのベストプレーヤー25人の中にいる」一方で、「衰えは確実に見られる」と現地記者が言及<DUNKSHOOT>
「コーチのせいじゃない。選手に責任がある」レブロンとデイビスが新HCのレディックを援護「俺たちにかかっている」<DUNKSHOOT>
「間違いなく歴代最高の選手」。ロンドがレイカーズ時代の同僚レブロンを語る「彼ほど身体をケアしている選手などいない」<DUNKSHOOT>
レブロンは今年7月、2025-26シーズンのプレーヤーオプションとトレード拒否権を含む2年1億400万ドルでレイカーズと再契約。息子のブロニーもドラフト2巡目55位で指名され、4年790万ドルで契約を結んだ。
JJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)の下、ここまでデイビスがチームトップの平均27.5点、11.2リバウンド、3.5アシスト、1.3スティール、2.0ブロック、39歳のレブロンも平均23.0点、8.0リバウンド、9.1アシストを記録しているが、チームは13勝11敗でウエスタン・カンファレンス8位。現地時間11月21日のオーランド・マジック戦以降は2度の3連敗を含む3勝7敗と失速し、12月4日のマイアミ・ヒート戦では41点差の大敗を喫した。
『ロサンゼルス・タイムズ』のビル・プラシュケ記者は、「レイカーズはドジャースに(ロサンゼルスの)街を奪われ、お粗末なロスターでシーズンを失った」と、同じLAに拠点を置き、大谷翔平らを擁してMLB優勝を果たしたドジャースに主役の座を奪われていると言及。シーズン4分の1消化時点で3年連続のプレーイン・トーナメントに回ることは濃厚で、「2年連続の(プレーオフ)1回戦敗退が運命づけられているようだ」と指摘した。
「もう終わりだ。希望もない。ドラフト1巡目指名権もなければ、チームの総年俸もカツカツだ。来シーズン、今よりも良くなる保証もない。レブロンは本当に(今のように)平凡なままキャリアを終えたいのだろうか? デイビスは、優勝とは無関係の“陰”で残りの全盛期を過ごしたいと思っているのだろうか?
2人がチームを助ける最善の方法は、自ら進んでチームを去ることだ。もしレブロンがトレード拒否権を破棄すれば、レイカーズは最後のあがきのために彼を優勝候補に放出することができる。デイビスに関しても、彼の身体が最後に壊れてしまう前に、もうひとつ優勝リングを手にするチャンスを与えてくれる場所に送ることができる」
プラシュケ記者は、レブロンを「間違いなくスポーツ史上最も偉大な選手」と評価しつつ、「オフェンスもディフェンスも散々で、(出場時のチームの得失点差を示す)プラスマイナスでリーグ499人中485位と、ついに衰えを見せている」と、さすがの“キング”も40歳目前で年齢にはあらがえないとした。
また、デイビスに関しては「間違いなくリーグのTOP5に入るビッグマンだが、ビッグマンらしいプレーをしていない」、その他のロスターについては「オースティン・リーブスとダルトン・コネクトという優秀な若手シューターもいるが、どちらもディフェンスは大したことがないし、チャンピオンチームを率いるだけの器もない。結局のところ…彼らには何もないのだ」と、痛烈に非難した。
レブロンは今季終了後にプレーヤーオプションとなり、デイビスは27-28シーズンまでは契約(最終年はプレーヤーオプション)が残る。プラシュケ記者は、「レイカーズはレブロンとデイビスのチームであり、彼らを放出する時なのだ」と主張しているが、はたしてレイカーズは来年2月6日のトレード期限までに動きを見せるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
40歳目前のレブロンの評価は?「NBAのベストプレーヤー25人の中にいる」一方で、「衰えは確実に見られる」と現地記者が言及<DUNKSHOOT>
「コーチのせいじゃない。選手に責任がある」レブロンとデイビスが新HCのレディックを援護「俺たちにかかっている」<DUNKSHOOT>
「間違いなく歴代最高の選手」。ロンドがレイカーズ時代の同僚レブロンを語る「彼ほど身体をケアしている選手などいない」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「コーチのせいじゃない。選手に責任がある」レブロンとデイビスが新HCのレディックを援護「俺たちにかかっている」<DUNKSHOOT>
- 不振のレブロンに代わってレイカーズを牽引するデイビスが掲げるゴール「もうひとつのチャンピオンシップを勝ち獲りたい」<DUNKSHOOT>
- 「オープンショットを決められることが最も重要」元レイカーズの司令塔が現代のPGに言及「今は3ポイントを10本も15本も打てる」<DUNKSHOOT>
- 2007年にコビーはマブズ移籍寸前だった?キューバンが明かす幻のトレード話「ダーク(ノビツキー)以外は誰でもいいと言った」<DUNKSHOOT>
- 「俺はマイケルとレブロンの論争には加わらない」バークレーは“GOAT論”に興味なし「2人ともすごく、すごく、すごく偉大だ」<DUNKSHOOT>